【「パッケージの色って、どうやって決めたらいいんですか?」→はい、大きく2種類の決め方がありますよ】
「パッケージの色の決め方ってどうしたらいいんですか?」
こんな質問を最近、よく受けます。
確かにパッケージの色ってとっても大切。
一節には「消費者はネーミングよりパッケージの色を先に覚える」と言われています。
「なんとなく青い健康飲料」なんて覚えていて、
店頭で「ああ、この商品だったわね」って再確認するんです。
それでは、
大きくは2種類の色の決め方があるので、紹介させていただきますね。
1)アイコニックカラー(象徴的な色)
例えば、思い浮かべてくださいね。
みかんのパッケージって、黄色やオレンジが多いでしょ。
お茶なら緑のパッケージ。
チョコなら茶色のパッケージ。
あれって、その商品(中身)そのものの色を表しています。
これが一般的な色の決め方。
とっても消費者に伝わりやすいんですね。
例えばこれ!
八百秀 里むすめバームクーヘン
貼箱には紫色の紙を使用、そして掛け紐は黄色。
これはなると金時の「皮の紫」と「中身の黄色」を表現しています。
まさに、アイコニックカラーです。
ちなみにこちらの商品はパッケージをもう一つご用意。
先ほどとは貼箱と掛け紐の色が逆転してます。
こちらも可愛いですね。
色の話からちょっと逸れますが、
じゃあ、なんで2つのパッケージを用意したのか?
それは「双子効果」を狙っています。
中身は同じでも、こうやってパッケージを2種類用意しておけば、
「2つとも買って帰ろう」って行動を起こす人がいるんですよね。
結果、売り上げが10~20%上がると、徳島県物産館の尾崎社長も言っていたから間違いない。
パッケージを2つ用意するだけで、売上が上がるなんて、すごいですね。
あれーーー。
今日はちょっと中途半端になっちゃったけど、そろそろ子供が起き出す時間です。
続きは明日、書かせていただきますね。
株式会社八百秀
http://www.mandala.ne.jp/yaohide/f3.html
徳島市金沢1丁目3番3号
TEL:088-664-0260
FAX:088-664-0270
※こちらのパッケージデザインは立花かつこさんのデザインです。
パッケージ松浦では制作だけ担当させて頂いております。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。