<お客さんを絞ったら、クレームがなくなった、評価が上がった。そんな湯布院の2つの宿を支えたのは?!>
2016年7月23日(土)の大分県ではこの方に大変お世話になりました!
川嶋雄司さん(エクスマネーム ゆうちゃん)です!
http://kawashimablog.com/yufuin/
ゆうちゃんは湯布院を愛し過ぎて、福井から湯布院に住み着いて、旅館のネット販売・集客をサポートしている人です。
そんなゆうちゃんからすごい興味深い2軒の旅館の話を聞いたので紹介させて頂きます。
両方とも「誰に喜んで欲しいか」が明確で、逆に「誰に売らないか」を教えてくれます。
<牧場の家>
http://ryosoumakibanoie.wixsite.com/yufuin
昔は低価格路線の旅館で「誰でも来てー」だったそうです。
賑やかな家族連れも入れて、ゆっくりしたい老夫婦も入れて、
食堂で子供が騒いだら、老夫婦からクレームがでたり、大変だったそうです。
そこで牧場の家では「子供連れ」を大優先するようになりました。
すると横で別の子供が騒いでも「うちもそうですから」と全くクレームにならない。
隣のテーブルで水をバッシャーンとこぼしても、「元気でいいですね」と和やか。
オーベルゼ レ・ボー
http://maidokawashima.wixsite.com/aubergelesbeaux
こちらは「猫ちゃんおもてなしの宿」です。
以前は同じく安売りの宿で大変だったそうですが「猫好き」に絞り込みました。
以前の安売りのときは「猫アレルギーが出てしまった」なんてクレームもあったそうです。
・・・が、今は猫好きしか来ないので全くそんなクレームがない。
猫ちゃんがお出迎えから、添い寝までしてくれたりするそうな!
お陰で楽天トラベル評価が2008年に驚異の5点満点!
この2店舗に共通しているのが
「誰でも来てー」の時はクレームが多く発生した。
「家族連れ」や「猫好き」にターゲットを絞ったときにクレームがなくなった。
しかも、安売りからも脱却して、お客さんが喜んでくれています。
よく「お客さんを選びなさい」といいますが、まさにこのことを教えてくれましたねー。
うんうん、すごい!
いずれもゆうちゃんがコンサルしての変化だったそうです。
ゆうちゃんは湯布院を救ってるね!
尊敬します!
http://kawashimablog.com/yufuin/
そして、ゆうちゃんも今回の九州ツアーを私とは別角度でブログに書いてくれてます。
ありがとうございます。
ぜひ、こちらも読んでねー。
その1
http://buff.ly/2ao91R1
その2
http://buff.ly/2ao9jrl
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。