<経営や優しくか、厳しくか、それとも違うのか?>~盛和塾<徳島>DVD例会にて~
2018年5月22日(火)
盛和塾<徳島>例会inパシフィックハーバーでした。
こんな素敵な環境で学べるなんて、贅沢です。
今回は、稲盛和夫塾長のDVD例会。
通常は動画を観たあとにディスカッションをするのがパターン。
でも今回は手法を凝らします。
発案者は山のせの早藤晋弥さん。
1 問題定義
2 ディスカッション
3 動画を観る
4 再びディスカッション
こんな風に動画の前後にディスカッションを挟むパターンでした。
なんでこんな風にしたのか?
早藤さんは説明してくれました。
「動画を観る、つまり“答え”を見るようなものなので、ディスカッションの方向性が決まってしまう」
「その前に、自分でも考えることが必要だ」
なるほどねー。
ちなみに、問題定義はこんな感じでした。
「社員さんに優しくするべきか、厳しくするべきか」
最初のディスカッションではいろいろと話がでました。
「昔の感覚だったら厳しい方がいいんだろうけど、今は優しい方が?」
「事業の目的・意義をしっかり共有できていたら、厳しくても大丈夫では?」
「物心両面の幸せのためなら
「厳しくするといろいろと問題が」
なるほどいろいろな意見が出てきます。
そして、稲盛塾長動画を視聴。
若き日の稲盛塾長が血気盛んに語ります。
すると、ボクにとっては予想だにしない回答が!
「優しくとか、厳しいじゃない」
「自分が、自社が、どこを目指すかがまず大事なんだ」
「その目指す先に向かって、自分は、自社は、どうするかなんだ!」
問題定義そのものを否定されました。
その後のディスカッションでは
「そうだよね、眉山を登るのか、エベレストを登るのかでは、準備も気構えもまるで違う」
「“この程度の会社でいい”と思ったら、この程度の経営」
「“いや、うちは必ず経常利益10%を目指すんだ”と思ったら、それ相応の経営」
方法論よりも、まずは「自分が目指す先」
つまり、ビジョンや目標が大切なんですね。
稲盛塾長、そしてディスカッションしてくれたソウルメイトの皆さん、ありがとうございました!!
PS
それにしてもパシフィックハーバーでのコンパはサイコーです。
料理もサイコー。
そして、ソウルメイトのスピーチも学びになります!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。