【心を救われた稲盛和夫塾長の教え】~事業の目的、意義を明確にする~
<嫌で嫌で仕方なかった仕事>
ボクはパケマツに入社当時、
自分の会社の仕事が嫌いで嫌いで仕方なかったんです。
意外ですか?
そのきっかけって、とっても些細なことでした。
とあるお客様から言われちゃったんです。
「松浦君の会社は、ゴミ売っている」
確かに、間違いじゃないんです。
お饅頭に使われる袋も、食べてしまえば捨てられます。
「そうか、ボクの仕事はゴミ製造業であり、環境破壊業なんだ」
そんな風に強く感じちゃって。
仕事に対する誇りの一切を失い、パッケージ業を憎悪するようにすらなっていました。
<事業の目的、意義を明確にする>
そんな時に出会った塾長の教えが
経営の原点12カ条の一番最初
「事業の目的、意義を明確にする」でした。
「どんな仕事にも目的、意義がある。」と稲盛和夫塾長は言われます。
では、パッケージ業にはどんな目的、意義があるのか?
とことん考えました。
そして辿り着いた答えが「パッケージが日本の物流を支えている」ということです。
パッケージがないと「安全安心」に商品を輸送することもできない。
パッケージで消費者にアピールすることができないと「販売促進」にもつながらないからです。
お陰で仕事に対する誇りを取り戻し、
仕事に取り組むことができました。
<盛和塾は2019年12月31日に解散します。>
稲盛和夫塾長のおかげで事業の目的、意義に出会うことができました。
稲盛和夫塾長、ありがとうございます。
※画像は2012年くらいに稲盛和夫塾長に了解を得て撮影させて頂いたものです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。