「何度、聞いてもいい話」と 「その話、もう何回も聞きましたよ」の違い
「何度、聞いてもいい話だ」
というリアクションと
「その話、もう何回も聞きましたよ」
というリアクションの
間にはいったい
どんな違いが
存在するんだろうか?
本日のお話は
「何度、聞いてもいい話」と
「その話、もう何回も聞きましたよ」の違い
※今日の話は松浦論です。
違いは大きく2つあります。
1 本当にいい話なら何度でも聞きたい
2 受け取り手が成長しているか
です。
まず
1 本当にいい話か、どうでもいい話か
ですが
ちょっと角度を変えて
考えてみると分かりやすい。
例えば、こちら
米津玄師さんの楽曲
Lemon
YouTubeを見ると、おおっ!
2018年2月17日公開で
2023年8月25日現在で
8.2億回再生!
すごっ。
これって、同じ人が
何回も、何十回も、何百回も
再生して、聴いてますよね。
本当にいい曲であれば
本当にいい話であれば
何回でも聞きたいってことです。
あなたの話を
聞いてもらえないとしたら
本当に聞くに堪えない絶えない
話なのかもしれない(汗)
そして、もう一つ。
2 受け取り手が成長しているか
ずいぶん前に、ボクが
茂木健一郎さんの話を聞いたときに
「八ツ」としたことがありました。
参加者が、茂木さんに質問します。
「仕事も恋愛も長続きしないんです。
いつも、3ヵ月くらいで飽きちゃう。
どうしたらいいですか?」
なんて答えるんだろうな?
そんな風に思いながら
テレビを見ていたら
茂木さんが、ズバっと
「それは失礼だけど
あなたが成長してないからだよ」
と答えたんです。
ちょっとびっくり。
茂木さんの言葉は続きます。
「例え、同じ職場でも、同じ相手でも
自分が成長していたら
“あ、ここを変えたら職場がよくなるわ”とか
“あれ?この人、こんないいところあったのか”と
気づくようになるんだ。
つまり、すぐに飽きちゃうということは
あなたが成長してないってことだ」
なるほどなー。
そういえば、ボクの所属する
旧 盛和塾では
何度も何度も、稲盛和夫塾長の
動画を観たり、音声を聞いたりします。
もちろん、何度も
同じ話は聞いたことがあります。
でも、その度に
「ああ、塾長が言いたかったことは
本当はこういうことか」
「うーん、前回は理解が浅かった」
など、気づきがあるというのです。
これは成長している証拠なんだなと。
そして、ボクが大切にしたいのは
1 本当にいい話なら何度でも聞きたい
よりも
2 受け取り手が成長しているか
です。
1 本当にいい話なら何度でも聞きたい
は他人に依存しているんですよね。
「俺を楽しませることができない
あなたが悪い」
って感じなので。
それよりも、ボクは
2 受け取り手が成長しているか
を大切にしたい。
相手に関わらず、
自分がどう、面白がるか、楽しむか?
「相手がどうであれ
ボクは楽しむ」
という積極的な姿勢が大切ですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。