<「つまらない仕事はない、つまらない仕事にしているだけである」小林ゴールドエッグ 小林真作社長の社長塾講演in四国大学>
2017年5月22日(月)
四国大学にて、徳島県中小企業家同友会の社長塾!
小林ゴールドエッグの小林真作社長が100名ちょいの学生の前で講演開始しました。
学生を惹きつけるお話のスタート!
冒頭のアイスブレイクは流石だなー。
「氷を使って火を起こす方法は?」
気になる方はブログの最後の方に回答を載せておきますね(笑)
さて、小林社長が一番伝えたかったのはこのことだと思います。
「つまらない仕事はない、つまらない仕事にしているだけである」
小林さんも今では考えら得れないですけど、
今の「卵屋」が嫌で嫌でしかたなかったそうです。
「どうせ卵なんてだいたい味は一緒」
「価格だけなんでしょ」
つまらなかったそうですよ。
でも、考え方を変えます。
「ひょっとちたら卵っていろいろ違うんじゃ?」
「価格以外の価値が生み出せるんじゃ?」
80種類以上の卵の食べ比べを始めます。
結果、「そのまま食べて美味しい卵」や「オムレツにしたら美味しい卵」を発見!
そう、料理をした時に美味しい「料理別専用卵」を開発します。
卵っていろいろと違うんですね。
飲食店向けには「卵を欲しがってるんじゃない」と考えます。
「きっと、売上や利益が上がるメニューが欲しいんだ!」と考えいたります。
そこで、例えば「温玉」を載せることで、売上も利益も上がるメニュー提案したりします。
「価格以上の価値」を飲食店さんに生み出しているんですね。
こんな風に仕事を変えていくと、今はとっても楽しく仕事ができるようになったそうです。
今も昔も同じ「卵屋」をしているはずなのに、
どエライ違いですね!
まさに、「つまらない仕事はない、つまらない仕事にしているだけである」を実践されたんですね。
小林社長の思いはきっと学生にも伝わったし、
そしてボクにも伝わってきました!
ありがとうございます!!!
<解答編>
さあ、最後お待ちかね!
「氷を使って火を起こす方法は?」
びっくりしますねー。
あるんですねー。
氷を磨いて、レンズのようにします。
そう、そしてムシ眼鏡のようにして、光を集めて、着火させるんです。
https://www.youtube.com/watch?v=oDU1bUGPt04
火が付いたとたんにびっくりしました。
「氷を冷たいものだとだけ捉えたら、そこで考えが終わる」
「でも、他の役割は?」
と考えると、いろいろな可能性があるんだとか。
うーん、うちの商品でも一緒だな。
パッケージである「袋、箱、シール」を「袋、箱、シール」と考えてたらアカンのです。
他の価値を考えいく!
角度を変えてみる!
この考え方、大切ですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。