<徳島県中小企業家同友会 パッケージ松浦 松浦陽司社長フォーラム第3分科会報告>
<徳島県中小企業家同友会 パッケージ松浦 松浦陽司社長フォーラム第3分科会報告>
クロサキ 黒崎幸治社長が、私の同友会フォーラムの発表を800文字のレポートにしてくださいました!
有り難うございます!
報告テーマ「業績アップは理念と共に成長した証」
~経営指針の成文化が行動を生み 人財育成と業績向上への一歩となる~
株式会社 パッケージ松浦
代表取締役社長 パッケージマーケッター 松浦陽司
わが社は1988年に創業。全員正社員の6人の会社です。商品としてはパッケージの卸売業やパッケージマーティングのセミナーも行っています。
私は2002年に入社しましたが、「パッケージはゴミ」という感覚があり、仕事に対する使命感もなく、ただ毎日を無意味に過ごしていました。
同年に同友会に入会。2003年に経営指針を作る会(現・経営指針実践塾)に参加した時に、アドバイザーであったテック予備校の古田校長から「パッケージは商品の洋服」とアドバイスを頂き、「パッケージがなければ商品の物流が成り立たない。またパッケージ次第で売上も大きく変わる」という気づきを得ました。次第に仕事に誇りを持てるようになってきました。
2004年の社長就任。何をやって良いか全く解らなかったので、同友会での学びは、とにかくなんでも実践していきました。
朝礼では理念に基づいた発表や、ありがとうカードを導入して、社員同士でありがとうと言い合える環境にしました。理念の振り返りや、感謝が飛び交う社風づくりの場になっています。
2006年に新卒社員として明石一輝さんを採用しました。今では一緒に成長出来るパートナーになっています。お客さんが困っている時にはすっと駆けつけてくれるし、お客さんの役に立つ提案もしてくれるようになっています。
いいことばかりのようですが、本当は物凄く悩んでいます。明石君は活躍してくれていますが、他の中途採用・新入社員を含め4人中3人は辞めているのが現実です。このままでは会社が成長発展することがあり得ません。結局は私自身が成長するしかありません。
最新の経営指針書では、経営理念を「パッケージの力で、私と私たちに関わる一人ひとりの幸せを、ありがとうを、創っていきます」と一新しました。
何より大切な社員さんの幸せをつくっていきたいと思います。究極の目標は「社員さんが月曜日が待ち遠しい会社にする」ということです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。