<日創研 徳島経営研究会 2016年5月例会 「お客様とスタッフが一体になり感動が生まれる幸せの種蒔き」 株式会社 seed 南美春氏の講演が開催されました!>
2016年5月26日(木)
日創研 徳島経営研究会 2016年5月例会
「お客様とスタッフが一体になり感動が生まれる幸せの種蒔き」
株式会社 seed 南美春氏の講演が開催されました!
今回、徳島経営研究会初!
会員出席率が80%を超えました!
大阪、愛媛、香川からの参加者もあり、150名ほどの参加です!
ありがとうございます。
講師は株式会社seedの南美春社長!
http://e-seed.info/
南大阪で、チーズケーキのお店を2店舗、イタリアンレストランを2店舗経営される素晴らしい方です!
でも、最初っから順風満帆だったわけじゃないんです。。。
南さんは2002年に、妹である菊さんから
「お姉ちゃん、カフェしようよ」と誘われ、
軽い気持ちでオープンしたそうです。
弟も含めた兄弟で経営し、
あっという間に繁盛店になりました。
勢いで2005年に2号店をオープンしました。
その途端に経営が傾きます。
従業員を雇ったために、経営者との確執が起こる。
陰口、不平、不満、ケンカ、売上も下がる。。。
南さんは「何のためにお店をやっているんだろう」と本気で落ち込みます。
「もう、お店を閉めようか」
「みんなに会うのが怖い」
2007年は大赤字に転落!
このままでは潰れてしまう。。。
そして、南さんは決意します!
「私、学びますっ!!」
本を読んで読んで読みまくる!
感銘を受けた本の著者には手紙を書いて会いに行き、教えを乞う!
役に立ちそうな研修があったら参加する!
そうしている中で出会った日創研のSA研修!
「自分はなんて覚悟のない情けない経営者だったんだろう」と気づき、号泣します。
そこから会社はどんどん変わっていきます。
理念「美味しい笑顔、ひとりひとりの幸せを創造します」を作成し、seedは生まれ変わります。
戦略を策定!
「誰に喜んで欲しい」を明確にします。
すると、お客様が新たなお客様を作り出してくれる「感動」と「喜び」のサイクルが回り始めます。
スタッフの心が一つになっていきます。
南さんはこんな言葉で締めくくりました。
「一人ひとりがそんなに能力が高いわけじゃない。
チーム力で厳しい飲食業界を生き抜いていく。
一人はみんなのために、みんなは一人のために
BIGカンパニーではなく、GOODカンパニーを目指そう」
そして感動のムービー!
会場中が温かい空気に包まれます!
質疑応答も活発でした!
ケーリッツアカデミーの前田有香さんの質問
「大切なスタッフが辞めたら落ち込みます。南さんはどんな風に乗り越えますか?」
→経営をしていて順風満帆じゃない。
5年前に共に創業した弟が辞めた時も辛かった。
その時の私は「泣いてはいけない」というストッパーがあった。
それは「お姉ちゃんでしょ」とずっと育てられて来たから。
でも、その時ばかりは思いっきり泣いて、思いっきり落ち込んで、それで自分を開放できた。
また2年前も幹部が辞めた。
その時も辛く、経営研究会の先輩に相談した。
すると、こんなアドバイスをもらった。
「経営者は誰をバスに乗せて、誰を乗せないかも決断する。
南さんもしんどいけど、そのスタッフもしんどいんだよ。
理念が違ったんだよ。
そのことを受け入れられるようにならないといけない。
強くならないといけないね。」
理念を判断基準として強くなれて、それで乗り越えられた。
パッケージ松浦の松浦陽司の質問
「戦略的に“誰に売るか”を明確にすることで、会社はどのように変わりましたか?」
→seedの“誰に”はこんな人です。
秋元しずく(しーちゃん)32歳
1歳、4歳の女の子のママ
南大阪在住
ナチュラル思考でライフスタイルにこだわっていく
この「しーちゃん」を決める前の経営はブレブレでした。
以前は焼酎ブームが来たら焼酎、
日本酒ブームが来たら日本酒をメニューにした(笑)
でも、今は、しーちゃんが喜びそうなものだけです。
コラーゲン入りのベリーベリーカクテルとか、
ノンアルコールシャンディーガふとか、
しーちゃんがワクワクしてくれるメニューだけにしてます。
だからブレなくなりました。
ここでアンケートを紹介させて頂きます。
<エーテック 西岡武士さん>
どのような思いで会社を経営しているのか、また理念の重要性が改めて分かりました。
当社もまだまだ変革の途中なのですが、
まず理念を社員みんなが理解し、分かち合い、そして戦略を立て、戦術を学び、
理念→戦略→戦術とつなげていきたいと思います。
ありがとうございました。
<小林ゴールドエッグ 小林美佳さん>
すごく分かりやすい話をありがとうございます。
理念ってどうして必要なのか、すごくしっくりくる話をありがとうございます。
南さんにとっては「あっ」っと言う間の14年間だと思いますが、
いろいろなことを実行して、実践、成長し続けるのはうちの会社と違うなと思っていました。
でも最後に打ち明けてくれた落ち込んだ話を聞くと、
「どこも一緒なんだ。うちだけが違うと思っている時点で成長が止まっているな」と反省します。
なかなかすぐには変われないかもしれないのですが、頑張ってみよーと思いました。
元気をありがとうございます。
本当に温かい例会でした。
どれくらい心温まったかというと、
「やっぱり私も懇談会に行きたいー」という人が殺到してくらいです(笑)
例会も懇談会も盛り上がりました!
南さん、ご講演ありがとうございました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
さて、また6月16日(木)にも例会が開催されます。
株式会社プロコンセプト研究所
岡野勝志氏
「コミュニケーションを生きる!」
6月例会の情報やお申し込みはこちら!
http://www.ntkk-tokushima.com/information/704.html
ぜひぜひ、お越しくださいね!
<5月例会の運営スタッフの皆様、ありがとうございました。>
司 会 長尾 雅史
開会宣言 副会長 北條 伊織
会長挨拶 副会長 宮城信孝
実行委員長 高田健司
マイク係 副委員長 西原美智代
6月例会案内 寺田敏行
7月例会案内 中西俊輔
謝辞 歴代会長 井澤義治
閉会宣言 副会長 渡辺由紀江
その他にも目立たないところで活躍してくださったスタッフの皆さん、
本当にありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。