<徳島経営研究会2017年 新年総会 小林ゴールドエッグの取り組み 小林真作直前会長>
2017年1月27日(金)
日創研 徳島経営研究会 新年総会が開催されました!
2016年の振り返りが終わると、
2年の任期を終えた徳島経営研究会の直前会長である
小林ゴールドエッグの小林真作社長の基調講演です!
会場は超満員!
小林社長、大人気ですね!
小林社長が会社に帰った時に、お客さんに言われてたのがこんな言葉。
「卵屋なんてどこにでもあるんだぞ」
「どこからでも買えるんやで」
「おい、たまご屋」
この言葉がとっても小林社長にとってもショック!
もちろん、社員さんってもやる気が本当になくなる言葉。
でもそれは完全に同業他社と「同質化」していたから。
つまり「同じお客様に、同じ商品サービスを、同じ売り方で」売ってたからですね。
具体的には「スーパーに、卵の安さを、売り込み」で売ってたからですね。
ここに気づいた小林社長は「独自化」に進み始めます。
つまり「異なるお客様に、異なる商品サービスを、異なる売り方」で売っていくということ。
お客様は、単なるスーパーからコストをあまりかけずにファンづくりを臨むお店へ。
商品サービスは、安さから商売繁盛へ。
売り方は、売り込みから提案へ。
たまごの価値を「安さ」ではなく「おいしさと健康」と定義。
その「おいしさ」も、新鮮だから美味しいとか、箸でつまんで持ち上げれるから美味しいとかじゃない。
「料理になった時に美味しい」と定義。
「ケーキにはこの卵があいます」
「お客様にも喜んでもらって、飲食店も喜ぶメニューを一緒につくりましょう」
「料理になった時に美味しい料理別専用たまごの開発」
そしてどんどん結果が出てきて、農場さんが協力してくれ、お客さんにも認められていく。
今ではお客様からは「小林ゴールドエッグさんじゃないと」と言われたり
社員さんも「うちってやっぱりすごいんですね」と誇りを持ってもらえるようになったとのこと。
うーん、素晴らしいですねー。
このような小林社長と学びを共にできることを誇りに思います。
ありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。