心にしみる顧客満足⑫ ~中村文昭さん~
【12】世界一の皿洗いを目指して
ホテルに戻る前に、師匠から「時計」をプレゼントされました。
師匠 「お前、ホテルに戻ったら、稲妻のように皿洗いせえ!この時計を仕事場の前に置いておけ。そして秒針と闘いながら皿洗いせえ!」
中村 「分かりました!ぼくは世界一の皿洗いを目指します!」
それから、稲妻のように皿洗いしました。
同僚 「お、中村、お前なんでそんなに一生懸命に仕事してんのや?そんなんしたって、給料は上がれへんで。」
中村 「いや、ぼくは今、できることをやるだけです。どうせやるんやったら、世界一の皿洗いになります。だから、秒針と闘いながら皿洗いするんですわ」
同僚 「…やっぱり、お前は変な奴やな」
同僚は白い目で中村さんを見ましたが、それでいいんです。
つい、最近までは声すらかけてもらえない状態でしたから、気にかけてくれただけで、大きな前進と感じました。
さらに一週間後。今度は評価が変わってきます。
上司 「おい、お前ら何やってんねん。仕事、遅いやないか!中村を見てみい!めっちゃ、仕事が早いで」
今度は中村さんを、「良い例え」の方に使ってくれたのです。上司はちゃんと中村さんのことを見ていたのです。
「一生懸命にやっていると、見る人は見てくれるんだな」と感じました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。
6 件のコメント
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今するべき仕事を全力でやる!ことで、
お客様に安心していただけてスピードアップにつながり会社の増収増益につながります。
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一生懸命何かに取り組む事はお客様のためになり、自分のためになり、会社の利益・信用にも繋がるので大切な事だと思います。
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>ふぶきさん
スピードを上げることで、周りの信頼も高まりますね。
やらされている仕事より、自分から進んでやる仕事の方が気持ちいいですね!
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>聖子さん
目の前のことに文句をいうのでなく、前向きにとらえて、一生懸命に取り組むように自分を変える。
すると、周りまで変わってくるのですね。
有り難うございました。
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一生懸命やることで、周囲の評価が変わります。これは存在価値を認められた結果かと思います。こうなって、全員が認められる社風が出来ると会社はより成長していき、従業員満足もあがるかと思います。
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>パッケージ松浦 明石さん
『頑張ってる人が認められる社風』を共に創りましょうね!