<日高食品工業さんの超礼からいい社風作りを学ぼう!今日の一日、エンジョイ!>
2017年11月24日(金)
姫路にある日高商品工業さんを訪問しておりました!
目的は「日高食品さんのような明るい社風の会社を学ぶ」ベンチマークです。
姫路経営研究会の企画に便乗させていただきました!
最初の会長挨拶、藤井会長の言葉には痺れました。
「社員さんはルールには従わない、社風に従う」
そうか!
だから、地道にいい社風を創っていくしかないんですね。
ルールをいくら作ってがんじがらめにしてもダメなんですね。
そして、河崎社長による、日高食品の取り組み紹介!
お誕生日のサプライズケーキ!プレゼント!などあるのですが、
素晴らしいなーと思ったのは「ありがとうカード」の取り組み。
会社の方針として「一人年間75枚は書く」というのがあるそうです。
「えー、書かなアカンのですか?」という方もいますが、方針にあるからこそ「しゃーないなー、書くか」と照れながらも書いてくれるそうです。
皆さん75枚じゃ終わらず150枚、200枚書くそうですね。
つまり、「ありがとうが飛び交う社風」がそこでできるんです。
なるほどなー。
河崎社長が会社全体で気をつけていることは
「なるべく職場の人格とプライベートの人格がかけ離れないようにする」ということ。
そのために、なるべく自己表現(自己開示)する場面を多く設ける。
朝礼やバースディの人のスピーチなどがそうです。
そうすると、職場が安心安全の場(心理的安全性)となる。
「いてもいいんだ!」
「行きたい!という会社になる。
そうなると「月曜に行きたくない」というサザエさんシンドロームはなくなりますね。
人間関係における不満の原因は“知らない”ということからスタートするようです。
だから、コミュニケーションの量も質も大切にしているということ。
「士は己を知る者のために死す」
その“己”、つまり社員さんであったり、上司部下同僚のことをもっと知るための場を作っている!
さすがです!
そして、社員さんが入ってきての本番の朝礼実習!
一通り、和田さんから説明の後、全体朝礼!
そして朝礼は第二部の5~6人に分かれてのミニディスカッション形式へ!
ボクのグループでは2人の日高食品さんの社員さん+外部の人4人。
一年目の敷谷さんがプライベートのことを楽しそうに話したり、
さらに「コミュニケーションの質が上がったことを実感できた」なんて発表したり、
ホントになんでも言い合える社風なんですね。
そして和田さんの「ここが変だよ、日高食品の朝礼(笑)」
ちなみに、日高食品さんでは「朝礼」を「超礼」と呼ぶらしい。
なるほどなー。
人には「初頭効果」というのがあるそうです。
つまり一日の最初である超礼で、いいイメージのことが発生すると、
その日一日は7割方、いいイメージになるということ。
日高食品の超礼は「エンジョイ!」と親指を立てて終了します。
これも初頭効果!
これはパッケージ松浦でもいただきだな!
本当によい社風に触れさせてもらって、ありがとうございます。
日高食品さん、ありがとうございます。
日高食品工業
http://hidaka.yh.shopserve.jp/index.html
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。