幸せの条件⑥「坊主憎けりゃ袈裟まで」 ~大谷徹弉さん~
大谷徹弉さんがスーパーにリンゴを買いに行きました。
目についたリンゴに傷がついています。
大谷徹弉さんは一生懸命に、傷の付いていない綺麗なリンゴを探します。
この時に「ふと」思います。
「あれ?リンゴの傷ばかり見て、綺麗なところをみていないぞ!」
このことは人間関係においてもよく起こります。
普段、仕事もできる、気配りもできる社員さんが居ます。
大事な会議の資料を作るとき、たった一回の失敗、コピーを曲がったまま取ってしまいました。
その人はその日から「コピーもできない奴」と呼ばれます。
その後、一生懸命しても、なにかにつけて、「コピーもできない奴」と呼ばれます。
たった一回の傷、弱さ、失敗を見て、そしてそれをずっと引っ張ってしまうというのが人間の癖なのです。
これが嫌いな人ならもう大変です。
「坊主憎けりゃ、袈裟まで」の格言が示す通り、その人が身に着けていた服やカバンなどまでに腹が立ってくるのです。
カテゴリー | セミナー・勉強会参加 , 徳島経営研究会
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。
1 件のコメント
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格言
坊主も含め
人の弱さと曲がった心
なるほどと読ませていただきました。