中村文昭さん【4】 暗黒の高校時代
さて、私も実際に高校生になりました。
高校ではトクシンクラス(特別心配クラス)でした。
タバコ、酒、麻雀、バイク、のぞき、万引きなどの常習犯で、何度も謹慎を喰らい、本当に無駄な時間を過ごしていました。
高校3年になり教師から「これからどうするんだ?」と進路を尋ねられても、考えていません。
教師からは「進学は当然ダメ、就職もダメ、もう、専門学校行くしかないだろ」と勧められていました。
でも私は「本当にそんなんでいいのかな?」と常に思っていました。
「兄のようになんで夢が持てないんだろう?」
友人も教師も言います。
「専門学校ならテストもなしに入れるし、就職率も高いで」
私は何回も聞きました。
「ほんまに、その美容の専門学校に行って、美容師になりたいん?ほんまにその歯科技工の専門学校に行って、入れ歯作りたいん?」
しかし、みんな一様に答えます。
「そんなん、俺にも分からんよ」
兄と比べ、全く違う自分に憤りを感じていました。
カテゴリー | セミナー・勉強会参加 , 徳島経営研究会
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。