中村文昭さん【5】 中村文昭さんの上京
結局、高校卒業後の進路は何も決まらないまま東京の兄のところへ転がり込みました。
初日に自転車の故障から、防衛庁に突っ込んで捕まってしまう。
そのすぐ後に挙動不審で警察に補導されてしまう。
散々な東京初日でした。
しかし、不思議なことに、ここからどんどん人生が変わる出会いが起こり始めました。
補導された警察官と仲良くなり、何度か遊びに行きました。
そのうちにアルバイトを紹介されるようになりました。
日雇いのバイトに行ったときのオジサンたちの会話が私には忘れられません。
「どうせ、俺なんかさ」
この言葉、私自身が高校の時にもっともよく使った言葉だったのです。
ちなみに、第2位は「別に、…」、第3位は「俺のことなんかほっといてくれ」です。
「20年後、30年後も、俺はこんな言葉を使っているのか?こんな人生は嫌だ!」
そう痛切に感じました。
カテゴリー | セミナー・勉強会参加 , 徳島経営研究会
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。