中村文昭さん【10】 ある高校での講演
ある高校での講演
やる気もない、勉強もあまりできない高校で講演をすることがあります。
その時に、「何のために」という話をしました。
その後、スイッチがONになり行動してくれた少年が手紙をくれました。
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トサカ頭の少年からの手紙
僕は中村さんのお話を聞いて、居ても立ってもいられなくなり、採用試験中の3名の会社の社長さんに会いに行ってきました。
そして、社長にずばり聞いたんです。
「何のために会社を経営しているのですか?儲けたお金は何のために使うのですか?」
一人目の社長は、しどろもどろになり、ホコリを被ったようなパンフレットの理念を持ってきて、たどたどしく説明しますが、嘘っぽくて仕方ない。
二人目の社長は、…会ってすらくれませんでした。「3分で良いから会ってください」と頼んだのに、その3分もくれませんでした。
三人目の社長は、「よく聞いてくれた!」とばかりに、猛然と話し始めました。気がつくと2時間以上も熱演くださり、もく、僕は「初任給なんてどうでもいい。この社長についていきたい」と思いました。
その社長は「ところで、君はなんで俺に会いに来たんだ?」と聞きました。私は「中村さんと言う方のセミナーを聞いて、居ても立ってもいられなくなったんです」と答えると、「君、凄い行動力やな!我が社ではそんな行動力のある奴、大歓迎や!入社決定や!」と即採用になりました。
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私はこの手紙を貰って、本当に嬉しかったです。
さて、経営者のみなさん、この答えを持っていますか?
私は徳島の高校でも何度か講演しています。
明日、あなたのところに突然、高校生がやってくるかも知れませんよ(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。