上甲晃さん⑫ 松下幸之助の会社で重役になるための2つの条件
松下幸之助の会社で重役になるための2つの条件
松下幸之助は会社で重役になるための条件を2つ挙げています。
① 信用
お金が一番と思ったらアカンぞ!お金はなくしても取り戻せる。
失ったらアカンのは「信用」や。
「信用」は築くのは大変、しかし、失うのは一瞬や。
② 「えぇ会社に入ったな」と思い続けられるかどうか
この仕事を選んだのは運命や。この仕事を選んだということは、逆の言い方をすれば、他の全ての仕事を捨てたということや。その会社で運命を賭けてみろ!人生を賭けろ!覚悟を決めろ!
松下電器では、入社試験の時に、新入社員にある質問をしました。
「松下に入ったら、まずアフリカに行ってもらう」
「NO」と返事した人は、落す。
「YES」と返事した人は、通す。
これは本当に転勤するわけではありません。
その人の覚悟を見ていたのです。
「この会社はえぇ会社や!この会社に入ったからには何がなんでもやるぞ!」という気概を見ていたのです。
「ハイ、喜んで!」といった人は当然、合格です。
この言葉が運命を拓くのです。
ちなみに、今の夫、今の妻も、他の全ての男、女を捨てて選んだんですよ。
その方に人生を覚悟を決めましょう(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。