なぜ、松下幸之助は松下政経塾をつくったのか？

政治家を数多く生み出すことが目的ではない。

「一人でも良い、本物の政治家をつくること」が目的です。

本物の政治家とは、「新しい人間観に立つ、国家１００年の計画を持つ政治家」です。

残念ながら今の日本では、「百年かけてこんな日本を創りましょう」と訴えても、必ず落選します。

「そんな先のことはどうでもいい、今をどうするかが問題だ。あとの人のことなんて関係ない」というレベルでしか政治を見ていないからです。

まさに、その意味において、今、もっとも問われているのは日本人全体の志なのです。

みなさん、ぜひ、「私の人生の持ち時間」を考えてください。

ぜひ、「自分の５０年計画」を立ててみてください。

以上で、長らく続けてきた上甲晃さんの講演レポートは終了です。

有り難うございました。