<人間とは本来 強いのでしょうか? 弱いのでしょうか?>~赤鹿地所様ベンチマーク~
人間とは本来
強いのでしょうか?
弱いのでしょうか?
あなたはどっちだと思いますか?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
2019年2月12日(火)
姫路経営研究会へのベンチマークツアー第1弾!
赤鹿地所さんへ訪問してきました!
赤鹿保生社長とは、もう12年前の20TTという研修でご一緒させていただきました。
去年はマネジメントディレクターとしてもご一緒。
何かとご縁ごいただいてます。
さて、冒頭の質問です。
人間とは本来
強いのでしょうか?
弱いのでしょうか?
ボクは「強い」と思います。
だって、まだボクは自殺もせずにちゃんと生きてるし(笑)
赤鹿さんは「どっちかが正解で、どっちかが間違いではない」としながらも
「人間とは本来、弱い」と赤鹿論を話されました。
「人間の弱さを認めた」上で、
人財育成を考え、実践しているとのことです。
社員に求めるものは「業績を上げる」こと。
それにあたって必要な人物像は。
1 自ら行動する
2 成果(結果)を出す
このために、
弱い人間でもできる「自己管理の仕組み」を作られています。
1 経営計画書に自分の役割が記載されている
2 成果だけの管理するのではなく、行動が管理できている
3 Aタイム(業績に直結する時間)が見える化され、月2回は実行管理する機会がある。
4 ショートゴール(月次計画)が設定されている。
あんがい行動にフォーカスせずに、
「それで、売り上げなんぼ取って来たねん?」と
成果だけを管理している企業が多い。
だから、ちゃんと行動にもフォーカスを当てていく。
なるほど。
そして、弱い人間でも、高いスキルがなくても、
「成果がでる仕組みづくり」として
1 権限移譲をする(値付けも社員が決める)
2 提案制度で職場環境の改善(経営)に参画できる
3 行動の結果の因果関係を分析できる仕組みがある
4 人事評価の内容が見える化されている
5 人生ビジョンをこの会社で実現する環境づくり
などを計画されています。
これによって、
自ら行動してくれて、結果を出す人材教育がなされているのですね。
そして、赤鹿さんの特別の計らいで!
なんと!
実際のマネジメント会議の様子を生で見せてくださいました!
(本来は会議の日ではなかったそうなのに、ありがとうございます)
徳島経営研究会のメンバー、身を乗り出しすぎ(笑)
赤鹿地所スタッフはたいへんなプレッシャーの中の会議のなっちゃったのでは(笑)
「会議の3S」というのがあります。
ショート 短く
シンプル 簡潔に
ストレート 直接的な表現で
ですので、発言するときのルールとして
出だしは3つの言葉になります。
1 質問があります
2 意見があります
3 提案があります
これにより、3Sが実現できるのです。
例えば、こんな感じ。
質問があります → チラシ10000部配布したそうですが、それで何人来店しましたか?
意見があります → チラシの××の表現は効果が薄いということので、他の地域にも配布したらいいかと思います。
提案があります → 資料にアンケートを追加したらどうでしょうか?
大切なことは、建設的な視点で、「指摘」のみではなく、「提案」型で意見を言うこと。
上司から部下、部下から上司、本当に3Sで会議しあいます。
会議を見ているだけなのに、時々、徳島経営研究会メンバーからは歓声があがります。
例えば
S課長「提案です。F課長の取り組み6軒訪問は素晴らしい。私もやります。そして、T係長、一緒にやりませんか?」
など、F課長の行動を見て、S課長は自分も、そしてT係長にも
スパイラスアップした行動目標を設定しているんですね。
こうやって、成長していく仕組みが回っているんだ。
「会議で人財育成している」とも言われていましたが、
その状況を目の当たりにして、歓声があがっていたのですね。
本当に勉強させていただきました!
赤鹿社長、スタッフの皆さん。
本当にありがとうございました。
赤鹿地所
http://www.akashika-jisho.co.jp/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。