【カフェカフス快進撃の理由】~理念と経営勉強会にて語られる幹部力~
<社員が「辞める」と言い出す理由>
社員「部長、私、会社辞めます」
部長「君、、、なぜ、辞めるんだ?」
社員「私、本当はこの会社で違うことがしたかったんですよ」
部長「なぜ言ってくれなかったんだい?私もやって欲しかったのに!」
社員「とても、言い出せなかったんですよ!」
あーーー、なんかありそうな上司と部下の会話。
「言い出せない」ってのがポイントですね。
言えない社風を作ってしまっているのかも?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
2019年5月29日(水)
<日創研 徳島経営研究会ありがとう委員会主催 理念と経営勉強会が開催されました>
理念と経営という経営誌を元に、討論をしあう勉強会。
今回は徳島の元気企業、カフェカフスの事例を学ぼうと、
会場もカフェカフスで開催されました。
いつもの経営研究会メンバー以外に、
カフスの幹部スタッフの安達真琴さん(まこちゃん)も参加してくださいました。
安達さんは、事前に理念と経営を題材に、社員さんと面談形式でディスカッションしていたそうです。
「どんな役割を今後、担っていきますか?」というような内容で。
すると、一人のアルバイトスタッフがこのように面談中に言ってきたそうです。
「アルバイトだから、こんなこと言っちゃいけないのかなと思ったんですけど、
私、接客だけでなく、調理もやってみたいんです」
これを聞いた安達さんは
「そんな風に思ってくれてたなんて」
と大喜び!
さっそく、調理にチャレンジしてもらっているそうです。
こうやって、なんでも言い出せる社風って大切ですね。
それを生み出しているのが幹部の安達さんなんですね。
<幹部は社長の翻訳者として、会社に仕組み化する>
また、安達さんは「社長の翻訳者」としての機能を遺憾なく発揮!
例えばこんなことがあったそうです。
とある、おばあちゃんが来店され
「あんまり食べれんのよ。味もちょっと濃くて」
その言葉を聞いた安達さんがスタッフに指示。
ちょっと少ない量で、薄めの味付けで料理を提供されたそうです。
金額もちょっと引いて。
すると、そのおばあちゃんが
「こんなに対応してくれるカフェは初めて」と大感激してくれたそうです。
そのことを、社長の澳津(おきつ)美菜さんに伝えます。
澳津社長は「いい取り組み何で、これからも続けていきましょう!」と言う。
すると、安達さんが
「全品にライトメニュー(少な目メニュー)をつけましょう。
そして、ライトメニューの場合は100円引きでね」とスタッフに伝えます。
社長の言葉を見事に翻訳し、カフェの仕組みを作っています。
素晴らしい!
<カフェカフスが業績のいい3つの理由>
カフスの業績が今、とてもいいことを
徳島経営研究会会長の金村さんは3つのポイントに纏めてくれました。
1 学び続けている
2 その学びを落とし込みし続けている
3 業績を上げ続けている
社長が学び続け、そして安達さんに、スタッフに落とし込んでいく。
するとスタッフの社風もよくなり、業績を上げていく。
こんな循環ですね。
また、青木さんは
「しっかりしたNo.2が育っている」と言います。
確かに、その通り安達さんの役割りが大きい!
こんなことを言うと、安達さんは
「いえ、私はまだまだ社長の言うことの落とし込みができてないし。
こうやって社員さんにやりたいことを教えてもらって
ありがたいなーーって気持ちでいっぱいなんです」
と、めちゃめちゃ謙虚に語ります。
もう、感動的!
<追記:カフェカフスでは実は懇談会もできるんです>
勉強会の後は、そのままワンプレート懇親会!
そう、カフスではアルコールメニューもあるんですよ。
よかったら、ぜひカフェだけでなく、懇親会の時も使ってみてくださいね!
カフェカフスさん、本当にいい勉強させてもらって、ありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。