【学ぶ社風を創り出す真のリーダーシップ】~香川経営研究会例会 アルシュ 鈴木欣昭氏~
<「学びに来る」んじゃダメ!「経営の情報を掴みに行く」>
勉強会などに「学びに来る」人は成長しない。
「学ぶことが目的」になってしまっているから。
「経営の情報を掴みに行く」
そう思わないと。
そして、情報を掴んだらどうするか?
もちろん、自社に帰って、実行・改善に繋げていかないとね。
<香川経営研究会の例会に参加してきました>
青木一夫さんと一緒に行ってきました!
香川経営研究会6月例会!
学ぶ社風を創り出す真のリーダーシップ
~新しい価値と感動を与える人財育成~
講師は大阪で 美容院経営されている
有限会社アルシュ 鈴木欣昭(よしあき)氏
このブログ冒頭の言葉は鈴木さんが述べたもの。
やっぱり、経営に対する意識はものすごい。
創業時、相当な苦労をされたようです。
売上も苦しい、人もどんどん辞める。
2003年 日創研SA研修受講!
「あ、ボクは今まで自分と違うタイプの社員を心の中で排除しきた」という気付きを得たそうです。
そこから
「どんな会社を創りたいのか?」
「どんな志や価値観を持った社員さんと仕事がしたいのかな?」
と改めて考えて、会社を変革していったそうです。
<学ぶ社風を創り出す真のリーダーシップ>
この日のテーマ「学ぶ社風創り」でした。
アルシュでは、3つの教育を通して、学ぶ社風を作っているとのこと。
1)技術教育・・・本質的価値
美容院なので、カットとかパーマとか。
ここが「売り上げ」を作る!
(ないと売り上げを作れない)
2)態度教育・・・付加価値
マナーや礼節の部分で、
ここが「社風」を作る!
3)価値観教育
ここが「本質価値」と「付加価値」の土台になる!
もっとも根幹になるのが、価値観教育!
例えば
「あなたは何故、シャンプーのレッスンをしてますか?」と
2人の子に聞くとします。
Aさん「来週、スキルアップ試験があるんで」
Bさん「お客様にもっと喜んでもらいたいから」
Aさんは、スキルアップのためにレッスンするという価値観。
Bさんは、理念を実現するためにレッスンするという価値観。
どっちがいい仕事をするかは明白です。
この価値観を磨いていくことで、技術も態度もよくなります。
<日常業務を通した学びの場>
アルシュでは「13の徳目朝礼」や「ありがとうカード」を通した
感謝力を磨く学びを日常化しているそうです。
興味深いことを言われていました。
「感謝力の低い社員さんは、学びの場を与えると、面倒くさがる。
感謝力の高い社員さんは、学びの場を与えると、キラキラする。」
これは先ほどの価値観教育に通じますね。
「面倒な勉強をさせられる」と思うか、
「会社が成長の場を与えてくれている」と思うか、
価値観がとても大事ですね。
<企業の格差は人材の格差だ>
よく、組織の命題は「永続」と言われます。
じゃあ、永続するためには何が必要でしょう?
永続の条件は「利益」です。
じゃあ、利益の源は?
もちろん「顧客(満足)」です。
そして、顧客満足を生み出すのは「社員さん」!
つまり、「企業の格差は人材の格差」だ!
肝に銘じて行きます!
鈴木さん、ありがとうございました!!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。