【無理な仕事を受注して、そこから考える】~パル技研の能力を未来進行形でとらえる~
「この仕事、ちょっと難しいけどできる?」
「うーん、うちでは無理ですね」
こんな風に対応していると
自分の会社の力量が伸びて行かないかも知れません。
2020年2月28日(火)
香川県の技術集団!
株式会社 パル技研様にベンチマークさせて頂きました!
藪内廣之社長の講話です!
ところで、「パルって何さ」と思う方もいらしゃると思います。
パル=仲間
というような意味だそうです。
社員さんとは労使の関係ではなく、より良い会社づくりの仲間として。
お客様とは、お客様、業者の関係ではなく、お互いのビジョンを実現する仲間として。
パートナーシップを大切にできる会社を願って命名されたそうです。
ご自身が前の会社で、次々と部下がリストラされていく。
それに納得がいかずに「私も辞めます」と退社される体験をしたそうです。
そこから「絶対にリストラなんかしない会社をつくる」と強く決意し、
この「パル技研」という名前になったのですね。
<創業期のパル技研>
創業の頃、
「ゴルフの手袋をその場でオーダーで作る機械をつくれる?」と聞かれて
「はい、つくれます!ありがとうございます!」と大喜びで答えていたそうです。
内心は(つくれませんけど、受注しちゃった、どうしよう)と思っていたそうですが(笑)
そこは「能力を未来進行形でとらえる」という精神!
できなくても、できるようにする!
分からなかったら、調べる!
何回も何回も、やり直して、挫折して、
それでも、なんとか完成させる!
そんなことが何度もあったそうです。
お客さんの理想を実現するために、
なんとかするという姿勢が素晴らしい。
「うちでは無理ですね」と断ることもできたはず。
それでは、自社の能力が伸びないんですね。
ちなみに、昔は残業がちょっと多かったそうですが、
今は超ホワイト企業へと変貌されているそうです。
<働き方改革への実践>
1 残業時間の削減への取り組み
2 有給休暇の取得の推進
3 仕事と子育て・介護を両立するための環境整備
4 生産性の変化=1時間当たりの付加価値額を高めていく
と、藪内社長としては
「社員さんが喜ぶだろうな」と、
「こんなことをやろう」と宣言されました。
と、こ、ろ、が!
言い出したら、まさかの「ブーイング」
「仕事があるのに、どうするんですか?」
やっぱり、変化をするときが、恐れがあるんですね。
でも、藪内社長は「これが社員の幸せのためだ」と断行したそうです。
今は社員さんはとっても満足しているそうです。
こうやって、目先の反対が出ても、
「社員の幸せのため」という判断基準がぶれないから
選べる選択何ですね。
藪内社長の強い決断力に学ばせて頂きました!
ありがとうございます!!
<最後は讃岐うどんの名店「もり家」へ>
ランチは、5年前にプロフェッショナル登場!
大人気讃岐うどんの「もり家」へ!
名物の「かき揚げ」はめっちゃ旨かった!
画像のは通常サイズですけど、
うどんと同じ量くらいありますね(笑)
「多すぎるよ」っていう場合は
ハーフサイズがあるので、ご安心を。
徳島経営研究会メンバー一同大満足のランチでした!
森田社長、ありがとうございます。
※本来は(木)(金)は休店日です。
お気をつけくださいませ。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。