<業績アップのための効果的な方針書づくりのポイント マルブン 眞鍋明氏>
<業績アップのための効果的な方針書づくりのポイント マルブン 眞鍋明氏>
2014年8月23日(土)
四国経営方針発表大会
(主催 日創研 愛媛経営研究会)
「業績アップのための効果的な方針書づくりのポイント」
マルブン
眞鍋明氏の講演を聞かせていただきました!
真鍋氏は語ります。
「経営計画とか作っても、社員さんに伝わらなかったらダメですよ」
例えば、社長が「理念を浸透しよう」といいます。
これで社員さんが理解するわけがない。
社員さんが今日から、何をやったらいいかも分からない。
ある時、真鍋さんのところに
高校生のアルバイトの女性がやってきて質問をしたそうです。
「社長、理念の浸透ってどういう意味ですか?
よく分からないんですけど」
その時に真鍋さんはこんな風に応えたそうです。
「今、アナタは私に美味しいコーヒーを出してくれたね。
しかも、私の好みを覚えていて、
コーヒーに砂糖を1個だけ入れて、
既にかき混ぜてくれていた。
“お客さまの好みを覚える”という方針がウチにはある。
私の好みを覚えていてくれるということは、
お客様にもしてくれているんだろうね。
それが、理念の浸透だよ」
そういうと、女性アルバイトは安心して笑顔で
「そうか!私にもできるんですね!」と応えたそうです。
難しい経営用語を使えばカッコいいかも知れない。
でも、それじゃ社員さんには伝わらない。
だから、マルブンさんでは
「顧客満足の向上」とは言いません。
「お客様を喜ばせよう」と誰にでも分かる言葉を使います。
私も実際に何度もマルブンさんの店舗に行っておりますが、
そのたびに輝く社員さんを見て、素晴らしいなと感じてます。
人生の目的って何でしょう?
それは「幸せになること」です。
すべては幸せになるための手段に過ぎない。
仕事も手段の一つ。
業績アップも手段の一つ。
だからこそ、社員さんが幸せになるように、
社員さんにとって、分かりやすい方針書をつくってください。
・・・というのが眞鍋さんのお話でした。
本日も勉強させていただきありがとうございます。
「マルブンに私も行ってみたいな」
気になったアナタはこちらをクリック!
マルブン
http://www.marubun8.com/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。