わが社のマーケティングと広報活動 ~徳島経営研究会の広報委員会~
2023年6月12日(月)
徳島経営研究会の広報委員会開催!
テーマは
「わが社のマーケティングと広報活動」
パネラー3名
小林ゴールドエッグ:小林真作さん
阿波製紙:三木悠太郎さん
山のせ:早藤晋弥さん
そして、ファシリテーター
宇治製薬:十川香奈子さん
という豪華顔ぶれで行われました。
BtoB 山のせ
BtoC 阿波製紙
BtoBtoC 小林ゴールドエッグ
という3業態の
マーケティングや広報について
活発なディスカッション!
ガンガン、広報するような
イメージで聞いていたのですが
ボクが意外だったのは
「レピュテーションリスク」
ってのも気にしなければいけないということ。
※「レピュテーションリスク」とは、
会社に関するネガティブな情報が世間に広まり、
会社の信用やブランドが損失されるリスクだそうです。
簡単に言うと
「悪い噂」が流れないように
コントロールすることも必要。
なるほどね。
こういったことは大切です。
ボクが印象残ったことを
3人個別に
ダイジェストメモ書きします。
●小林ゴールドエッグ:小林真作さん
小林ゴールドエッグにおいては
「新しく飲食店を開業します」
ということが非常に有力な
見込み客情報になります。
この見込み客情報を得る
パターンが2つあります。
<パターン1>
既存のお客様に聞く
「あそこに新しいレストランが
建築中なんだよね。
うちのライバルにならないかな?」
とぼやくことがある。
その情報を元に、建築中の
新しいレストランに訪問する。
<パターン2>
県外の同業者
しっかりと自社の価値を
提供できていれば
間に2社通ることになる
単価アップは気にならない。
県外同業者を味方につけて
見込み客情報を得る方法もある。
●阿波製紙:三木悠太郎さん
HPにどんな仕掛けをするのか?
HPにどれだけの
アクセスがあっても
あまり意味がない。
相手のこともわからないし
アプローチのしようがない。
だから、工夫して
例えば、簡単な情報でも、
PDFにして、ダウンロード制にする。
そこでメールアドレスを取得して
その後、アプローチすることも可能です。
●山のせ:早藤晋弥さん
山のせグループの店舗は
幹線道路沿いに店舗があります。
地域のお客様にご来店いただけるように
「看板」を広報と考えています。
看板会議では
6~7人が討論する。
例えば、
山かつ藍住店だと
高速道路を降りた時に見える
「山かつ」の看板が
非常に広報につながっています。
また、新規のお客さまには
「うちのお店は初めてですか?」
と必ず聞くようにしております。
そして、必ず
「まずは、サラダバーをお楽しみください」
「季節のご飯と、白ご飯も選べます」
などと、ルール説明をする。
これによって
山のせグループのファンになってくれる。
いろいろな情報を
みなさま、ありがとうございます。
県外同業者を
味方につけれるくらい
頑張りたいと思います。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。