小林ゴールドエッグの 小林真作社長による 「強みと弱みについて」(企業の強み弱み・経営方針に関して)
会社の朝礼に
よく遅刻する社員がいる!
「これはけしからん社員だ」
と思うかも知れませんが
果たして、そうなのでしょうか?
2024年2月28日(水)
徳島経営研究会
トライアルキックオフ戦略委員会
小林ゴールドエッグの
小林真作社長による
「強みと弱みについて」(企業の強み弱み・経営方針に関して)
小林さんは冒頭に
変化することへの警鐘を鳴らしてくれました。
「かつての携帯電話の
覇者であったノキアは
iPhone登場から4年で姿を消した」
その時の言葉が
「我々なにも間違ったことはしていない。
なのになぜか負けた」
というものだった。
うーん。
どんなに天下を取っていても
時代の変化に取り残されたら
恐ろしいことになりますね。
さらに、小林さんは
「強みの理由」を
しっかり掴むことを
提言してくれました。
強みの理由を
しっかりと捉えてないと
強みの強化ができないんだとか。
例えば
「うちは味がいい」
と言ってる飲食店の大将がいる。
しかし、お客様に聞いてみると
「味はあんまりだよねー。
それよりも大将の話が面白い!
大将に会いに来てるんだ」
というのが本当の理由のことがある。
その時の強みの強化は?
「メニュー開発を強化する」
ではないですね。
お客様はそれを望んでいない(笑)
「テーブル席を減らして
カウンター席を増やす」
ってすると
より、大将とお話ができますから。
面白いなー。
ちなみに、
朝礼の遅刻する社員で考えると
「けしからん社員」なのではなく
本当の理由は
「朝礼が面白くない」
というのが原因かもしれない。
じゃ、対策は
「社員を叱る」ではなく
「朝礼の意味を伝える」なのかもです。
そして、後半は
テニスアリーナガーデン
井澤義治社長さんによる
「たねやの戦略について」
創業当時は、本当に
「種屋」さんだった。
そこから、菓子製造業への転身。
戦争6年後に、洋菓子の開始。
手作りから、機械製造へ。
などなど。
たねやさんの戦略を紐解きながら
「変化することの重要性」
をさらに色濃く伝えてくれました。
そして、グループディスカッションも
活発に行われ
「自社の強みとは?」
について真剣に語り合いました。
素晴らしい会の運営を
小林さん、井澤さん始め
ありがとうございました。
トライアルメンバーにも
喜んでもらえてよかった!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。