「家業から企業の転換」 株式会社 牛一 代表取締役 肥後 貴史レクチャラー
「学びは大切だ」っていうけど
じゃあ、あなたは何のために学ぶのか?
2024年7月17日(水)
徳島経営研究会 7月例会
「家業から企業の転換」
株式会社 牛一
代表取締役 肥後 貴史レクチャラー
が開催されました!
徳島経営研究会の会員が
リアル、Zoom含みで
100%出席を達成する
記念すべき例会になりました!
冒頭に肥後さんは語られました。
「私には学ぶ理由があった。
“立派な経営者になりたい”
“豊かな、幸せな人生にしたい”
そう強く願って、学び続けた」
学問とは
「過去の成功事例・失敗事例」を学ぶこと。
真の経営者として
必要な知識スキルを取捨選択して
効果的・効率的に教えてくれる
非常に有益なものであると!
そして、肥後さんの体験談。
ビジネススクールという研修で
全体発表をしたときの話。
「業績がいいから、誰もなんも言わんだろう」
と思っていたら
なんと、大批判が!
「肥後ちゃん、めちゃくちゃ危ないで!
売り上げ構成比58%の顧客がおるやん」
肥後さんはその時
「いやー、この顧客は絶対に裏切らないから」
と思っていたのですが
その「まさか」の日がやってくる。
2006年
その58%の会社が
精肉カットを内製化すると!
「このままでは絶対に潰れる。
でも、絶対に社員は守らんとあかん」
と思った肥後さんは
徹底的に、学び
「あなたの会社は何を売っているのか?
肉なんて、どこでも売ってる
牛一は何を売ってるんや?
肉を売ってたらアカンのや」
①誰に売るか
②何を売るか
③どうやって売るか
ということを徹底的に考え
①誰に売るか→県外のゆうぱっくの頒布会
②何を売るか→安全、高品質、鹿児島産直ブランド、県内でのゆうぱっく実績
③どうやって売るか→社長のプレゼン、可能思考
とシフト!
背水の陣を敷き
アポ取りなどせず東京へ!
「あー、電話したけど
アポがとれんかった。
東京に行くの、やめるわ」
という言い訳を無くし
東京に着いてから
震える手で電話をし
ターゲットに営業を仕掛ける。
「会ってください」
なんとか、会ってくれたところに
提案営業をしに行く。
もちろん、会ってくれないところもあったが
せめて、提案資料だけでも置いて帰る。
後日。
なんと、採用になったのは
提案資料だけ置いて帰ったところ!
これをきっかけに
大復活のチャンスをつかんだ!
熱い、熱いお話です。
そして
「経営研究会で学ぶ理由」を
お話、、、というか、吐露してくださいました。
「私は意志の弱い人間だからです。
だから、安定を求めてしまう。
だからこそ、経営研究会メンバーのような
エネルギーの高い人たちの中に身を置いています。
経営研究会のメンバーと会っていると
“負けてられんなー”
“俺ももっとやらんと”と強く思う。」
自分のことを
「弱い」と認めれるのに
まず、びっくりしました。
そういう
不完全性の自覚からにじみ出る謙虚さから
「経営研究会で学ぶ」という
決意をされているのですね。
本当に素晴らしい学びをいただきました!
ありがとうございます。
例会当日のランチは、カフェカフス徳島本店にて!
その後、北島藤原精肉店さんにベンチマークツアー訪問!
例会開始前には2024年度トライアル入会メンバーの入会認定書授与式!
そして、懇談会でも、熱心な質疑応答が行われました!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。