人材採用と育成 ~経営者の右腕の7つの特徴~
あなたの会社に
水戸黄門における助さん、格さんと
呼べる人はいらっしゃいますか?
2024年9月20日(金)
徳島経営研究会
広報総務拡大委員会が開催!
「人材採用と育成」をテーマに
テニスアリーナガーデンの井澤義治さんと
石原金属の前山祐二氏、岡田晃次氏さんが
すばらしいお話をしてくださいました。
まず、井澤さんによる
「人材採用」のお話。
テニスアリーナガーデンでは
レッスンが夜中の23時まである。
しかも、土日のレッスンは朝8時から。
働き手がいないと
テニスアリーナガーデンを開店もできない。
しかし、働き方改革などで
社員さんの休日や労働時間も
しっかりと守らないといけない。
なので、社員さんの数を
だんだんと増やしていかないといけない。
なので、採用のために
井澤さんは
全国の専門学校を行脚される
地道な行動をされている。
そして、採用面接は
かならず3回行い
「我が社に馴染んでくれるかな?」
というところを非常によく見ているとのこと。
印象に残った言葉は
「女性がいるとモラルが守られる」
ということ。
なので、女性管理職の育成にも
力を入れているとのこと。
女性も男性も、
育児休暇しても働きやすい環境づくりとして
・えるぼし
・くるみん
・ユースエール
などにも積極的に
取り組んでいるそうです。
なるほどー。
そして、石原金属株式会社
前山さん、岡田さんによる
「人材育成」について。
石原金属では、人材育成の仕組みとして
朝礼
進捗会議
委員会活動
褒賞金制度
評価制度などを行っています。
・・・が、ここで前山さんから
グサッっとくる一言が
「例えば朝礼ですが
本当に全社員さんが前向きに取り組んでますか?
社員さんとしては
“マンネリでやってるだけ”というのが本音です。
だから、どうやって社員さんを
本気で巻き込んでいくか?
ここに経営者や幹部の
本気が必要になります。
うんうん。
確かに。
そして、岡田さんによる
「学ぶ教える」プロジェクト67期の解説!
石原金属では
インプットとアウトプットでいうと
アウトプットを非常に重要視されています。
それは、
アウトプットの方が
圧倒的に自分のためになるから。
なので、朝礼、勉強会などで
社員さんが「講師役」として
登壇されることを促進している。
なるほど。
確かに、資料作成しているだけでも
仕事のことを覚えるし
さらに、プレゼンをしたら
定着が進みますもんね。
そして、再び前山さん。
「会社の中に
水戸黄門における
助さん、格さんを作る」
会社の成長は
幹部の成長にかかっている。
なので、しっかりと
幹部育成をしようと。
「経営者の右腕の7つの特徴」
1 会社への愛着が誰よりも強い
2 私利私欲がない
3 考え方がポジティブ
4 思考が柔軟
5 人に対する評価がふらっと
6 どんなことにも感謝する
7 敵を作らない(悪口陰口言わない)
と伝えてくださいました!
参加者からのアンケートで
・採用のために丁寧に全国の学校を回られたり、すごい。
さらにきっちり家庭訪問!
「がんばれって絶対に言わないでくれ」
というオヤジさんの話も傾聴されていてすごい。
・前山さんの幹部力がホントに素晴らしい。
石原金属の格さんですね!
岡田さんもしっかりと準備して発表素晴らしい。
「学ぶ教える」プロジェクトの内容、
しっかり勉強させていただきました。
・テニスアリーナガーデンも石原金属も、
やっぱりきっちりとやることをやって、
継続されているなと痛感。
見習うことばかりでした。
ありがとうございます。
とご回答いただきました。
井澤さん、前山さん、岡田さん、
ご発表をありがとうございます!
ご参加いただいた皆様
ありがとうございました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。