【よくある質問で「まず最初にやるのはパッケージリニューアルですか?」と聞かれて答えること】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日は
農産物直売所及び女性起業家研修会in東とくしま農業共同組合平島支所
「売上アップのコツ、魅力あるパッケージとは?」というタイトルで講演させて頂きました。
農業関係でセミナーをするときに、ほぼ鉄板で出てくる質問があります。
昨日も、この質問を受けました。
「うちは小さい農家じゃ、産直市しか出してないけど、パッケージはちゃんとデザインせんとアカンのか?」
私はこのようなアドバイスをさせて頂きました。
「正直に言うと、パッケージに力を入れる必要はありません。
それよりも、POPに力を入れてください」
本当に正直に言いました。
産直市などに農産物を出したり、
あるいはそもそも販売数量が少なかったり、
パッケージを自社用にオリジナルで作れるロットではない場合、
POPの方が重要なんです。
一昔前の私だったら、おそらく「もちろん、パッケージは重要です。」と言って
なんだったら、無理やりパッケージを作らせていたかも知れません。
でも、本当に「このお客さんが喜ぶこと」を考えると違いますね。
ちゃんと、その人の役に立つことを伝えないといけない。
小ロットの場合、パッケージはオリジナルで作れないです。
だったら、POPの方が重要なんです。
「手書きでPOPを書いてくださいね」と伝えました。
・・・私の仕事はなくなりました(笑)
でも、いいと思います。
そのお客さんのためになっているのだったら。
うーん、ジレンマと戦いながら(笑)
今日もお客さんに「ありがとう」をもらうために楽しみます!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。