【那賀町のパッケージマーケティングセミナーで「はんごろし」の件について問題提起させていただきました】
こんにちは。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
ただ今、徳島の那賀町でおります。
先程まで講演させて頂いていたのですが、せっかく「那賀町」なので、
「はんごろし」のパッケージについて問題提起させていただきました。
あ、ごめんなさい。
「はんごろし」って言われても「穏やかじゃないね」としか思わないですよね。
実は「はんごろし」は食べ物なんです。
ちょっとだけ「はんごろし」の説明をさせていただきます。
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那賀町の相生地区に、
「はんごろし」と呼ばれる、物騒な名前の名物があります。
名物「はんごろし」は、あんこをうるち米ともち米のご飯で包み、
そのまわりにきな粉をまぶした、いわゆるおはぎです。売り場にはこんな張り紙があります。
ぼくの相生の おばあちゃんは
おはぎ のことを
はんごろし って言う
ほんなら おもちはって聞いたら
ほら みなごろし じゃわだ
と言って笑った
そう、「はんごろし」は、米粒を半分だけつぶしているため、
昔からこのように呼ばれているのです。
(出典 http://colocal.jp/odekake/30915.html)
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こんなお菓子ですね。
結構、テレビなどでは時々登場して、
「はんごろしってすごいネーミングですね~」とか言われているんですが、
パッケージはまったく「はんごろし」じゃないんです。
こんなパッケージですね。
とっても可愛らしい。
「せっかくのネーミングが活きるようなオドロオドロしいパッケージにしてはいかがですか?」
こんな問題提起をしました。
実際に雰囲気を見せると、会場は大爆笑と大失笑の入り混じった感じ(笑)
もうちょっと解説を加えると
「もちろん、従来顧客は、従来パッケージが目印なので、
従来パッケージも残しつつ、
新しいパッケージで、観光客や、そしてメディア対応、SNSシェアなどされるのを目的にしたらいかがですか?」
・・・とお伝えしました。
受け入れられるかどうかは、ちょっと分からないですけどね。
「もし、チャレンジするなら、協力させていただきます」とお伝えしました。
いやー。
実現したら一世を風靡すると思うんですが(笑)
今後を期待してくださいね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。