<リカオーさんで社内セミナー「一人の心を打つものが、100万人の心に響く」>
2017年1月11日(水)
新年最初の講演は、徳島・高知でお酒のディスカウントショップをされているリカオーさん!
社内の経営会議の中で1時間ほど喋らせていただきました!
画面右下の宮本実社長とは同級生で、普段から仲良くさせてもらっているのがご縁で開催の運びとなりました!
よくあることですが、
POPなどに商品のスペックばかりを喋りまくることがあります。
例えば
・ボルドー最高ランク
・ダブル金賞受賞ワイン
・美食家が絶賛するワイン
このような言葉よりも自分やお客様の言葉を使うと伝わりやすいですね。
・えぇ~?!やばい!この価格でこの味はまずありえない!
・今までの梅酒は一体何だったんだーーー?!
・この酒であなたも暴れん坊になれる!
ね?!
なんか伝わって来るでしょう。
商品の値段やスペックより、その会社が楽しそうにやっているのをそのまま伝えるのもいいですね!
リカオーさん店舗のこれもいいですねー。
ギョーザに合うワインを社員さん一同でワイワイ、楽しみながら探している様子が伝わってきます。
いいですね!
さらに宮本社長から「面白い」と言っていただいたのが、
「お客様を絞り込む」という話。
心に響かないスピーチって、ありますよね。
お偉いさんのスピーチです。
「えー、本日はお日柄もよく、うー、
ご列席の皆様におきましては、あー、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
うー、さて、本日お越しいただいた××先生、○○議員におきましてはなんたらかんたら。
そして、△△講師に置かれてはほにゃらら。
■■知事におきましては・・・・」
これってスピーチの性質上、仕方ないところもあるんですが、
なんで心に響かないんでしょうね。
それは「来てもらった方、基本的には全員にまんべんなく挨拶しようとする」からです。
「誰にでも挨拶」しようとするから、「誰にも響かない」ようになるんです。
スピーチって、絞り込まないと。
例えば、心に響くスピーチってなんでしょう?
スピーチとはちょっと違いますが、結婚式での「新婦からご両親に対するお手紙」って、めっちゃ響きません?
「お父さん、お母さん、今までありがとう。
私が高校でバスケをやってるとき、お父さんとお母さんはいつも忙しいのに応援に来てくれた。
私、お母さんが作ってくれるお弁当の唐揚げと卵焼きが大好き!
あのおかげで私、頑張ってこれたの、、、」
なんか、妄想で書いててぐっと来た(笑)
これって基本的には「お父さんとお母さんの2人」だけに書いた手紙。
だから、グッとくる!
実際の結婚式でも、ここで新婦の友達なんかはほぼ全員が涙。
おっちゃん達も涙するというシーン。
そうなんです。
一人の心を打つものは共感が生まれて、他の人の心も打ちます。
「一人の心を打つものが、100万人の心に響く」んですよね。
仕事に置き換えると、「お客さんを絞り込む」ってとっても大切ですね。
リカオーの皆様に少しでも伝わったなら幸いです!
さらに楽しい店舗に行くことを楽しみにしております!
http://www.rakuten.ne.jp/gold/ricaoh/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。