【棚橋食品様での共同商品開発!自社独自の強みを探そう!】
2017年10月16日(月)
滋賀県は彦根にある棚橋食品様に呼んで頂いておりました!
百年を越す歴史を持つ伝統の豆腐屋さんである棚橋食品さん。
取り扱っているパッケージを全体的に見直す流れです。
今回は「仕事を好きになるワークショップ」でした!
結構、会社の強みとか、好きな部分とか、日常的に作業をしていたら見逃していくもんなんです。
でも、仕事ってそこが根幹じゃないですか!
「仕事が楽しい」
「商品が好き」
こう言った思いがあるとないでは、ぜんぜん仕事の姿勢が変わる。
前段の講演で話もしたんですけど、こんな論語の言葉があるんです。
之を知るもの、之を好むものに如かず
之を好むもの、之を楽しむものに如かず
そーなんです。
豆腐のことをよく知り尽くしている人よりも、
豆腐のことが好き、仕事が楽しいって人の方が上なんですよ。
論語なんで、そう言ったことが3000年も前から言われているんですね。
納得です!
この好き・楽しいを深めるために、
参加者(全員で6名)に事前課題をお願いしていました。
「会社や商品の好き、強みを10~20個書き出しておいてください」
参加した多くの人が最初は
「えぇー、そんなん面倒ください、10個も無理ー」と感じたそうです。
でも、宿題として出てきた強み、好きの数は、、、
ええぇぇーーー、驚異の158個!
会議に参加しない人まで書いてくれたそうで、もうびっくりです。
会社愛の強い人が棚橋食品さんには多く在籍していることがよく分かりました。
こんな会社と関われて嬉しいなー。
そして出てきた「強み・好き」を仕分けしていきます。
STEP1
他社や他商品と比べてどうですか?
例えば「旨い」って強みがあるとする。
「よその商品と比べて圧倒的に美味しい」なら残す。
そうじゃないなら、一旦、横にのけておくのです。
STEP2
お客さんが喜ぶ項目ですか?
例えば「社員同士の仲がいい」って強みがあったとします。
お客さんにとっては見えないことで、喜ぶことではないので、除けておきます。
そうすると、、、
おおーーー!
他社と違う強みで、しかもお客さんが喜ぶ、自社独自の強みが浮かび上がってきます!
なるほどーーー!
そしてそれをカテゴリ分けします。
全体に言えること。
豆腐に言えること。
油揚に言えること。
うーん、だんだんと見えてきたーーー!
まだ開発中なんで、まだ紹介することができませんが、
今後の展開を楽しみにしててくださいねーーー!
棚橋食品さん、ありがとうございます!!!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。