<飲食店で客単価をアップするために大切な一つの理論>~土佐洋さん社内セミナーにて~
ちょっと問題!
あなたはとあるレストランの店長だったとします。
お昼に
Aランチ 780円
Bランチ 980円 を出しています。
いつも売れるのは安い方のAランチ780円ばかり。
あなたは店長として売上を上げたい!
客単価を上げたい!
だから、Bランチがもっと売れるようになって欲しいんだけどと悩んでいます。
さて、あなたはこの店長だったとしたら、どんな方法を考えますか?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
実はこの質問は、この間、土佐洋さんでのセミナーの一番最初にした問題です。
※土佐洋さんは高知で飲食店を3店舗運営する会社です。
また、ご縁があって社内セミナーに呼んで頂きました。
いきなり質問して、
いきなり、グループディスカッションして、話し合ってもらいました。
そうして、グループで答えを考えてもらったのですが、
面白い答えが出る出る!
「Aランチは文字だけ、Bランチは写真を添える」
なるほど、見た目を変えるのね!
「接客時に“Bランチがオススメですよ”って言う」
うんうん、声掛けの仕方を変えるだけでも効果ありそう。
「Aランチを無くす」
おお、イノベーション的発想!
「Aランチの文字の見えないくらい小さくして、Bランチをどーんと表示する」
テクニックですね(笑)
さて、これらのことってとっても大切。
一人一人が考えて、意見を持って、発表してくれました。
確かに、どれも正解ですよね!
こうやって自分で答えにたどり着くのが大切。
さて、一応、ボクの紹介した答えはこちら!
「Cランチ 1280円を用意する」
人は、特に日本人は「松竹梅理論」に流されます。
二択であれば、安いほうか高い方なら、安い方を選ぶ。
三択であれば、真ん中のモノを選ぶって感じです。
Aランチ 780円
Bランチ 980円
Cランチ 1280円
この3つがあると、Bランチを選びやすくなる。
さらに、Cランチを頼む人もいるので、客単価は間違いなく上がるってことです。
でも、答えは無限大ですから。
「POPを付けてBランチをアピールする」
なども正解でしょうね~。
それにしても土佐洋さんのみんなの活き活きとした社風!
ボクも勉強させて頂きました!
たのしい社内講演をありがとうございました♪
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。