<なかなか自分では見えない真の強みってどうやって見つけるの?>~土佐洋さんワークショップ~
この左右2つの輪っか。
あなたはどっちが気になりますか?
それは、どうしてですか?
素晴らしい残りの95%があるのに。
欠けた5%に目がいっちゃうのが人間ですね。
でも、ちょっともったいないような?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日は土佐洋さん社内セミナーの様子を書いたのですが
今日はその続きブログです。
もともと、社内セミナーの依頼を受ける前に
社長の馬詰さんからはこんなリクエストを頂いておりました。
「自社の真の強みを見つけたい」
・・・ということで、まずはウオーミングアップで
ヒト、モノ、出来事をプラスに解釈するワークショプを行いました。
ほら、人って、人の出来てない部分に目が行きがちです。
「欠けたドーナツ理論」とか
「未完の輪理論」とか言います。
左右、どっちの輪っかが気になりますか?
おそらく、右側の欠けた輪っかが気になる人が多いと思います。
ドーナツでも、もしちょっとでも欠けていたら?
そこばっかり気になります。
でも、変な話ですよね。
他の95%が綺麗な輪っか、ドーナツなのに。
そこを見て、そこを褒めないと!
そして、プラスに解釈するワークショプのあと!
いよいよ「真の強み」探し!
参加者19名に、3グループに分かれてもらって、
「土佐洋グループの素晴らしいところ、好きなところ、褒めたいところなんでも」というお題で
制限時間10分間で、ポストイットに1枚1個ずつ書き出してもらいました。
みんな、書く書く。
多いグループで確か98個書いてくれました。
少ないグループでも80個くらい書いてたような。
それだけ、会社のことが好きなんですねー。
さて、ここで出たのは「自社の強み」です。
でも「真の強み」ではないんです。
ここから2つの作業をします。
※その1
競合他社と似ているようなモノを脇に除ける。
「美味しい」とか
「店舗がきれい」とか
強みかもしれませんが、ひょっとしたら競合と似てるかも知れませんね。
そうであれば、お客さんにとっては「当たり前」なんです。
※その2
お客様に直接関係のないモノを脇に除ける。
「社長の顔が広い」とか
「社風がいい」は確かに強みなんですが、
お客様には「関係ないもの」なんですよね。
そうして残ったものが
「競合他社とも違う、お客様に関係のある、真の強み」ってことになります。
実はボクの時間配分も悪く、
最後までできなかったのが残念でしたが、
ホント、土佐洋さんの社風の良さに触れました。
ここからおいしい料理、楽しい接客が生まれていくんですね。
高知の方は、ぜひ、土佐洋グループで食事してみてね!
高知市内で夜なら→花まぐろ
ひろめ市場内なら→助八
須崎市内なら→いちばん船
土佐洋グループ
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。