【服を着替えるように、パッケージを着替えるリンゴちゃんのお話。「何を」売るかより「誰に」「どこで」の観点が大切です】
【服を着替えるように、パッケージを着替えるリンゴちゃんのお話。「何を」売るかより「誰に」「どこで」の観点が大切です】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
仮にの話ですが、あなたがリンゴ農園の社長だったとします。
「スーパーでも、道の駅でも、百貨店でも売りたい」と思いますよね?
でも、考えてみましょう!
「お客さんはそこに何を買いに来るのか?」
例えば、
スーパーには主婦が今夜のデザートを買いに来ます。
道の駅には観光客がお土産を買いに来ます。
百貨店には重役秘書が進物を買いに来ます。
うーん!
来る人も、買う目的も、全く異なりますね!
実際に一般的なパッケージを見てみましょう!
スーパーでは、おお!リンゴのパッケージはなし!裸です!
道の駅では、パッケージは袋が一般的ですかね。
百貨店ではもちろん、ケース入りですね。
そうなんです!
場所が変われば、
お客さんが変われば、
パッケージはそれに合わせて変わらないといけないんですよね!
例え、同じリンゴでもです。
結論として、
「スーパーでも、道の駅でも、百貨店でも売れるパッケージ(商品)はない!」
そういうことなんです。
「何を」売るかよりも、
「誰に」売るか?
「どこで」売るか?
こういったことが大切ですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。