【気を付けよう!パッケージのリニューアルで「成功するパターン」と「失敗するパターン」がある!】
【気を付けよう!パッケージのリニューアルで「成功するパターン」と「失敗するパターン」がある!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日はキヤノンマーケティングジャパン(大阪)様主催の
iPカレッジというセミナーで講演させて頂きました。
そこで出た質問がこちらでした。
Q.パッケージリニューアルで「失敗するパターン」はありますか?
はい、これはあるんです。
見極めは
「その商品がブランド化されているか、いないか?」
もっと簡単に言うと
「その商品が売れているか、売れていないか?」で対応が変わることです。
<パターン1>ブランド化されていない、売れていない商品の場合
この場合、実は失敗はございません!
だって、売れてないのですから(笑)!
だから、ネーミングも、パッケージも、ターゲットも、大きく変えてOKなのです!
恐れることはないのです。
例えば、こんな商品がありました。
徳島魚連さんの「ひじき」です。
・・・うーん、ひじきとしか書いてない(笑)
そこで、パッケージ松浦からは
「ネーミングも、パッケージも、ターゲットも、大きく変えましょう!」と提案!
そして仕上がったパッケージがこちら!
「徳島生まれの 徳島の漁師による とくしま漁連がおすすめする ひじき」
どうです!?
大リニューアルでしょう!
ネーミングはごらんの通り変わっています。
「徳島県産」を最大限に押し出したネーミングです。
パッケージはあえて海産物系では使用しない
「朱色」で目立つようにしました!
ターゲットは「シニア」から「若い主婦」に変えました。
だからパッケージ裏面にはいろいろと
ひじきの戻し方とか、レシピとかを入れてます。
このように大リニューアル!
スーパーだけでなく、産直市やお土産物屋さんからも
「取り扱いさせて」と言っていただく商品になりました!
ちょっと長くなったので、
パターン2<ブランド化されている、売れている商品の場合>はまた明日!
徳島県漁業協同組合連合会
http://www.tokushimagyoren.or.jp/
〒770-8516 徳島県徳島市東沖洲2丁目13番地
TEL 088-636-0500 FAX 088-636-0525
(担当:林さん、橋本さん、木村さん)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。