【味で勝負するのか?パッケージを変え、便利さ、手軽さで勝負するのか?小麦粉なのにボトルパッケージ入り?日清クッキングフラワー】
【味で勝負するのか?パッケージを変え、便利さ、手軽さで勝負するのか?小麦粉なのにボトルパッケージ入り?日清クッキングフラワー】
こんにちは。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
「購買意欲」っていろいろとあると思うんですよね。
食べ物だと「味」だったりするんですが、
味がだいたい同じだとすると、違うところで違いを作りたいですね!
日清クッキングフラワーはとっても便利!
普通、小麦のパッケージといえば、紙袋に入ってます。
ちょっと便利になってもチャックが付いているくらいですかね?
ところが、この日清クッキングフラワーは「ボトル」パッケージです!
これによって大きく2つの革命が起こりました!
1)「ふり出せる」
小麦粉を振り出せるようになったんですね!
実はこれ、均等にお肉などに振りかけれるのでとっても便利!
いわゆる「ダマ」になりにくいので簡単調理!
2)「すり切れる」
ボトル反対側にはすり切れるようになってます。
大さじ一杯などが、ばっちり計量できるのです。
キッチンも汚れにくくて後片付けも楽々です!
こういったことが起こったんですね!
この利便性の良さが評価されて、
2015年パッケージコンテスト「ジャパンスター賞」を受容しているそうです!
パッケージで味以外の価値をつけた見事な例ですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。