【消費の単位はもはや「ml」や「グラム」や「おおさじ○杯」ではなく、便利さを追求した「ぷちっと」なのかも知れない】
【消費の単位はもはや「ml」や「グラム」や「おおさじ○杯」ではなく、便利さを追求した「ぷちっと」なのかも知れない】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
ご存知ですか?
主婦の嫌いな家事ランキングの堂々第一位は「食後の片付け」なんです!
(※もちろん、諸説あります)
つまり、洗い物を作りたくないんです!
大さじ2杯、・・・とか言われると大さじを洗わないといけない。
みりん50ml、・・・とか言われると計量カップを洗わないといけない。
こういった「洗い物」をできるだけ減らすことが求められています。
そこでパッケージの役割はとっても大きいのです。
例えばこれ!
「ぷちっと鍋」
「いちぷちっと一人前」というキャッチコピーで、
そのままの意味あい。
この一つのポーションカップを開けることで、
一人前の鍋ができあがるのです。
便利なのは洗い物ということだけではなく、
2人なら2ぷちっと。
3人なら3ぷちっとと、計量しなくてもいいのが便利ですね
しかも、単身生活(一人暮らし)の割合も30%を超えているそうで、
昔のような「お鍋は大人数でわいわい」という雰囲気も薄れております。
お鍋も「一人で楽しむもの」になっていますね。
こういった「主婦の不」の部分に焦点を当てたパッケージマーケティングも素晴らしいですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。