【猫を飼っている人はキャットフードが欲しいのか?コスタリカのキャットフードパッケージのお話】
【猫を飼っている人はキャットフードが欲しいのか?コスタリカのキャットフードパッケージのお話】
こんにちは!
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日のお話は、コスタリカのキャットフードパッケージのお話。
キャットフードの売上に伸び悩むスーパーガトー社は考えました。
「パッケージをリニューアルしよう」
そして、リニューアルをしたところ、
売上31%アップ!
市場シェア16%も拡大したそうです。
その秘密は如何に?!
そもそも、考えてみましょう。
猫を飼っている人は、キャットフードが欲しいんでしょうか?
実はそうじゃないんですよね。
私のマーケティングの師匠!
エクスペリエンス・マーケティングの藤村正宏さんの言われる公式があります。
「お客様は商品は欲しくない。
●●したいだけなのだ。
それによって、××な体験や生活を手に入れたいのだ」
これを猫ちゃんに置き換えるとこうなります。
「お客さんはキャットフードは欲しくない。
猫のいる生活をしたいだけなのだ。
それによって、癒されたり和んだりの体験や生活を手に入れたいのだ」
さあ、こういうことを考えると、キャットフードのパッケージが変わります。
コスタリカのこちらの会社では、
パッケージを袋からケースに変更しました。
そして、なんと!
そのパッケージで猫ちゃんが遊べるようにしたんです!
これで実際に猫ちゃんがパッケージで遊ぶと!?
うーん、なんだか癒されます!和みますね!
まさに望んでいる体験をお客さんは手に入れることができるのです。
・・・あ、猫ちゃんも喜ぶかもしれませんね(笑)
普通の大型サイズのキャットフードは「袋」パッケージが圧倒的に多いです。
理由はケースと比べて、価格が非常に安いからです。
でも、パッケージをケースにリニューアルすることで、
売上31%アップ!
市場シェア16%アップしたんですね!
大切な視点は
「コスト」ではなく「効果」!
「商品」ではなく「体験」!
エクスペリエンス・マーケティングの基本でした!
・・・あ!
エクスマの大師匠であり創始者!
藤村正宏さんが徳島に2月26日に来ます!
気になる方はこちらをご覧ください。
http://ur0.xyz/q8HD
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。