【・・・え?!まさかピザの箱がスピーカーに?!売上を20%アップさせたフィリピンのピザパッケージ】
【・・・え?!まさかピザの箱がスピーカーに?!売上を20%アップさせたフィリピンのピザパッケージ】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
今日も驚きのパッケージアフターユース(再利用)のお話。
フィリピンのピザチェーングループのGreenwich!
2014年に発売した目玉商品は、極薄クリスピータイプのピザ。
この売上は2015年は20%アップしています!
もちろん、クリスピータイプなので、軽い食感、薄さが特徴になってます。
「サクサク、パリパリ」感をもっと表現したかったんですね。
そして、パッケージ開発!
なんと、着目したのはこの「サクサク、パリパリ」の「音」!
「Crispeakers(クリスピーカー)」という商品名にしました!
パッケージの特徴はスマートフォンを差し込めること!
箱に切り込みなどを入れているのですね。
ここにスマホをセット!
そして「g」のロゴマーク部分を円形に切り取ります。
すると、スマホで流した音楽がより大きく、よりクリアに聞こえるんです。
すばらしい。
パッケージをスピーカーにしちゃったんですね。
このことにより、ピザを「サクサク、パリパリ」食べながら、
スピーカーでいい音楽が聞ける!
まさに「音」に着目したパッケージになったのです!
こんなパッケージのアフターユースの工夫で、
クリスピーピザの売り上げは20%以上アップ!
楽しいですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。