【恐るべき「値引きスパイラル」の恐怖!どんなに値引きをしてもお客さんに不満足が高まる仕組みとは?!それよりも楽しみましょう!】
【恐るべき「値引きスパイラル」の恐怖!どんなに値引きをしてもお客さんに不満足が高まる仕組みとは?!それよりも楽しみましょう!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
アナタの値引きは誰か喜んでますか?
企業にとっては1%の経常利益を出すのは決死のこと。
だから「1%値引き」でも本来はすごいことのはずです。
でも、お客さんの立場になって考えるとわかります。
「いやー。常連の鈴木さん、あなただけに特別です!
この1個100円の大福、もう本当に特別!
99円にしてあげるよ!」
こんなことを言って、鈴木さんは喜びますかね??
「いや、別に100円払うし。
そんなに恩着せがましく言われると不愉快だ」
こんな風になりませんか?
値引きしたのに、値引き率が低いと、顧客満足の低下を起こす恐るべき事態です!
この値引きはエスカレートします。
5%の値引きでも。
10%の値引きでも。
20%の値引きでも。
お客さんは満足しなくなるんです。
恐るべき、値引きスパイラルの恐怖!!!
値引きって怖いですね。
さて、こちらの商品は「養老軒 ふるーつ大福」
大福についている台紙に注目!
普通の台紙にはキャラクターである「小福ちゃん」が
両目ぱっちりの状態で印刷されております。
しかし、何個かに1個、
ウインクした小福ちゃんが存在しているのです!
ウインクした小福ちゃんを当てると、
ふるーつ大福がもう1個貰えるんですね。
これって嬉しいですね!
お客さんも「やったー!」ってなりますね。
でもちょっと考えてみてください。
仮に100個に1個当たりがあるとしたら、
値引き率は1%です。
たったの1%です。
でも、お客さん満足は高まるんですよ!
どうせ値引きするなら、こんなふうに自分も楽しんで、
お客さんも楽しめる仕掛けを考えたほうが、お互いに楽しいですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。