【自分の会社の強みが見えていない、表現できていないのは、非常に問題ですよね!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日は、包装タイムス新春号掲載記事紹介 その3(最終回)です!
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<司会>
松浦さんが進めるパッケージマーケティングによる提案方法などをお聞かせ下さい。
<松浦>
お客さんのヒヤリングから行い、競合分析、ターゲッティングなどを行います。
大手様には基本的なことと思いますが、
中小企業のお客様からは「こんなことまで考えてくれるのか」と驚き、感謝されることも多々あります。
例えば、徳島漁連さんでは、
ひじきのフィルムパッケージについて企画から依頼を受けたことがありました。
それまで「ひじき」としか書いてなかったパッケージを見ながら、
どこに売るのかを聞きながら、
現状のままでは大手の有名メーカーさんと比べて勝てないなあと思いました。
さらに徳島漁連さんとの話を進めると「完全に徳島産」であることが、
ひじきのセールスポイントであると分かりました。
これを元にシニアから若い主婦にターゲットを変え、商品構成に着手しました。
<桃川>
現地の方は自分たちの強みを見過ごしてしまっているんですね。
<松浦>
結果として
「徳島生まれの徳島の漁師による、徳島漁連がおすすめする ひじき」
というネーミングで販売を始めました。
徳島から発信していると強調する商品名とし、
色彩も多く採り入れ店頭で目立つ商品になりました。
多くのスーパーさんで売ってくれるようになりました。
何より「当社でも扱いたい」と産直市やお土産物屋さんからの問い合わせもあり、
「スーパー以外の販路ができた」と喜んで頂きました。
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ビフォーアフターを続けてみると劇的です(笑)
http://www.tokushimagyoren.or.jp/
徳島県漁業協同組合連合会
〒770-8516 徳島県徳島市東沖洲2丁目13番地
TEL 088-636-0500 FAX 088-636-0525
(担当:林さん、橋本さん、木村さん)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。