【「憧れの人と初デート、鏡に映る私。これ以上の進展はムリだと悟りました。」】
こんにちは!
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日は二度目のマラソン練習。
6kmくらい走って、体がバキバキです(笑)
さて、先日、まちゃ(平松泰人さん)のミラクルPOPセミナーを受けました。
(その時の様子はこちら https://www.p-matsuura.co.jp/?p=11878 )
その時に紹介されていたパッケージです!
かなり衝撃的でしたので、私も紹介させて頂きます。
もし、アナタが鼻毛抜きグッズを販売しているとして、
どんな販売促進(パッケージやPOPやチラシ)を考えるでしょう?!
一般的にはこんな感じではないでしょうか?
「鼻毛抜きグッズ 1980円」
うぅーん、これは全くダメですね。
一般的に言う「プライスカード」というモノです。
商品名と価格だけでは全くお客さんに伝わりません。
次にこんな感じですかね?
「鼻毛が出てたら失礼ですよ」
「一度に鼻毛20本抜けます」
ちょっと良くなって来ました。
でもなんだか上段からの指導だったり、
スペックで語ってたりするので、
ちょっと「自分・自社の視点」の域からは抜け出てませんね。
そこで、パッケージでこんな風に語ったら心に刺さりませんか?
「憧れの人と初デート、鏡に映る私。」
サボテンノーズワックス
・・・うわー!
なんだ~!
そのシーンを想像してしまいます。
しかも、小さい文字で、
「これ以上の進展はムリだと悟りました。」と書いてます。
もう、リアルに想像できますね。
初デート、ふと鏡を見ると、鼻毛ボウボウだった私。
完全に付き合うのはムリだ、、、と悟ったシーンです。
ここまで衝撃的ではなくても、
鼻毛でショックな体験をしたことがある方は、
目を惹かれます!心を奪われます!
そして、そのパッケージのヘッダー部分に
「実際にあった!恥ずかしい体験 第1位」とあります。
トドメですね。
お客さんは鼻毛抜きが欲しいわけじゃないんです。
初デートを成功させたいんです。
そして、その人と付き合いたいんです!
そう、モノじゃなく、体験が欲しいんですね!
エクスマの基本です!
しかも、パッケージ側面にはこんなキャッチコピーも!
友人が目をそらした。
気まずそうな顔が忘れられません。
社運をかけたプレゼン。
相手が話に集中してくれませんでした。
いずれも有りそうな鼻毛の失敗談!
気になってしかたないです!
思わず、私はAmazonで注文してしまいました(笑)
このように、モノではなく、体験を売るパッケージ!
すてきです!
まちゃ、教えてもらってありがとうございました!!!
まちゃは美容関係を中心としたコンサルタント!
是非、ブログを見てみてね!
http://s.ameblo.jp/o-tiat/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。