【時代の風を感じつつパッケージを小さくしたり、大きくしたりしよう】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
パッケージは時代とともに小容量に変わってきております。
例えばキューピーさんのドレッシングも、どんどん容量が少なくなってきております。
2009年2月から主力「200ml」を「170ml」に変更!
さらに2014年には「170ml」を「150ml」に変更!
理由は世帯数が少なくなっている、核家族(2~3人暮らし)や一人暮らしが多くなっているからです。
「そうか、じゃあ、なんでもかんでも少なくすればいい」
そう思うのはちょっと短絡的です。
例えばこちら!
ナチュラルローソンブランドのスムージーシリーズ!!
こちらの「お徳用パック」が大ヒット!
2015年5月発売から2016年2月までに2500万本を超えているヒット!
従来パックは200gで178円。
お徳用パックは400gで298円で、58円お得な計算。
「えぇ~、時代は小容量じゃなかったの?」
それはそのとおりなのです!
風は小容量に動いているのですが、個別は違います。
こちらのスムージーに関しては
「1日に2回以上購入するお客さんが多い」
というデータが取れました。
そこで、お徳用パックを作ったんですね!
もちろん、パッケージは開封後も保存しやすいキャップ付き。
こうやって時代の風を感じつつ、
個別対応でパッケージを変えることで、ヒット商品が生まれたりします!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。