【わくわくするビジネスに不況はない!もはやヨーグルトではない明治の「グルト」】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
さて、本日は午後から講演!
くりやの徳永社長からご指摘を頂き、急遽、今からスライドを変えます(笑)
さて、うちの凛が小さかったときよく買っていたのが
明治のヨーグルトの「グルト」です。
一緒に買い物に行くと、きまって当時3~4歳だった凛がカゴに入れてくるんですね。
この「グルト」を。
やっぱり、まずは見た目。
自分と同じような子供が美味しそうに食べているのが親近感が沸くんでしょうね
開発時のターゲットは幼稚園から小学生の子供。
コンセプトは「子供におねだりされる」ということらしいので、
ズバリ、やられてます(笑)
親にとっては意外性があります。
一見、ヨーグルトとは思えない可愛いパッケージ!
でも、これとっても便利!
ヨーグルトがスティック状になっているから、子供でも食べやすいんですよ。
ちぎって吸うだけなんで、お皿もスプーンもいりません。
片付けなくていいんですよね。
さらに楽しい仕掛けはこちら!
個装袋には、色々なメッセージが書かれております。
「おじいちゃん、おなかすいてない?」
「3時だよ!グルト!」
おなかがグルート
グー!
「グルト!」をさがす旅に出よう
ママ、またにはママを休んでいいよ。
ベイベー!おねだりしてる!
ねえママ、なんでそんなにキレイなの?
パパがタイプなんだってさ、うちの先生
中吉 片思いでグルグルしそう
大吉 ラッキーアイテムはグルト!
パパ、ママにはないしょのお願いがあるの
いいこにしてたら、いいことある。よね?
まだまだあるみたいです!
パッケージでこんなにわくわくさせてくれるってすごいですね。
ちなみに、この商品「不況がない」そうです。
ヨーグルトなので、テレビに報道されたり、芸能人が食べたりで、結構、浮き沈みがある商品らしいのです。
・・・が!
グルトはヨーグルトを売っているわけではありません。
「わくわく」を売ってますから、変動がなく売れているそうです。
わくわくするビジネスに不況はないですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。