【チラシの世界の2大鉄則をパッケージに応用したらどうなるか?!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日は静岡日帰り!
久々に「たこ満」の平松社長と会えるのが楽しみです!
さてさて、チラシの世界の2大鉄則をご存知でしょうか?
1)ウケがよかったら次回も変えない
2)ウケが悪かったら次回は変える
これだけです。
これをパッケージの世界に置き換えるとどうなるか?
1)売れている商品パッケージはそんなに変えてはいけない。
2)売れていない商品はないのと同じなのでまるっきり変えよう。
具体的な事例を見てみましょう。
さてさて、かつて「ゴールデンパティ」という商品が売られておりました。
ちなみに、このブログを見ているアナタはこの商品がなんだか分かりますか??
「パティだからケーキの材料かな?」
「ゴールデンって付いているくらいだから貴金属?」
伝わらないですよね。
1992年までは全く売れていなかったそうです。
そこで、「もうまるっきり変えてしまおう!」という話になりました。
やると決めたら徹底的に変える!
なんと、パッケージどころか、ネーミングまで変えてしましました。
そして出来たのがこちら!
「おはようポテト」
いやー。
伝わりやすい!
「おはようだから、朝食べればいいのか」
「ポテトの加工品だな」
すぐにわかりますね。
すると、シェアが4%前後から14%へ!
一気に3.5倍になったのです。
同時期に同じ商品を比較販売していたので、こんなデータもあります。
しかも実は、入り数が変わってます。
ゴールデンパティ 4個入り220円(1個当たり55円)
おはようポテト 6個入り330円(1個当たり55円)
1個当たりの単価は変わりませんが、4個入りから6個入りになったことで、
1)生産効率1.5倍!
2)配送効率1.5倍
3)客単価1.5倍!
こんなにメリットがあったんですね!
もしアナタの商品が売れていないのであれば、それはお客様にとってないのと同じです。
ネーミングも、パッケージも、入数も、思いっきり変えるというのも面白い方法ですよ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。