【初めてのパッケージ松浦のボツネタ紹介!「はんごろし」パッケージ企画でおばあちゃんがドン引き(笑)】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
今日は日曜!
ブログを見ている人も少ないだろうし、
ちょっと趣向を変えて「パッケージ松浦のボツネタ」を紹介させて頂こうかなと思います。
徳島の那賀町というところに「はんごろし」があります。
あ、ごめんなさい。
いきなり「はんごろし」って言っても分からないですよね(笑)
「はんごろし」は、まぁ、「おはぎ」です。
那賀町では「はんごろし」って呼ばれています。
米粒を半分だけつぶしているため、
昔から「はんごろし」と呼ばれているそうです。
ちなみに、お持ちは全部潰すので「みなごろし」です(笑)
・・・ということなのですが、このパッケージがまるで「はんごろし」じゃないんですよ。
なんだか可愛いパッケージなんですけど、イラストの意味も分からないんです。
もったいないなぁ。
パッケージは変更したほうがいいんじゃないかな?
ということで、
「せっかくのネーミングが活きるオドロオドロしいパッケージにしてはいかがですか?」ということで提案したんです。
それがこちら!
「喰わねぇ奴は、はんごろし」
わー!
落ち武者がぁ~!
般若もいるしー!
めっちゃインパクトあるでしょう(笑)
これを「はんごろし」組合の7名の方がいる前でスライドで紹介したら、
会場は「うおー」という歓声と、
「ひえぇ~」という悲鳴が入り混じりました(笑)
あ、ちゃんと「何処に、誰に」も考えたんですよ!
確認するとこの2パターンだけ。
1)那賀町の店舗で従来の決まりきった人(おじいちゃん、おばあちゃん)が買いに来る。
2)時にはイベントで町外の人にも売る時がある。
確かに1)の従来客には従来のパッケージで売りましょうと。
そうじゃないと、おじいちゃん、おばあちゃんがびっくりしちゃうから(笑)
2)イベントの時だけ、この落ち武者パッケージで持っていく!
すると「なんじゃ、こりゃー」と若者が興味を持つ。
持って帰って、SNSでシェアされる!
マスコミが「徳島には“はんごろし”という恐ろしいお菓子があります」と取材する。
そんなことが起こるんじゃないかな~。
従来客には従来パッケージで。
新規客には落ち武者パッケージで拡散効果を!
・・・という提案だったのですが、
残念ながら生産者のおばあちゃん達には受け入れられませんでした。
ちょっとオドロオドロ過ぎましたかね(笑)
残念ながらボツネタ。
まあ、外すこともありますが、パッケージ松浦はこんな面白いチャレンジもやってますよ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。