【パッケージに理念を明記せよ!宮崎本店キンミヤのパッケージに書かれた理念!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日は徳島県中小企業家同友会にて発表するための資料を作っていました。
すると、改めて紹介したいパッケージマーケティング事例がっ!
それは宮崎本店( http://www.miyanoyuki.co.jp/ )のパッケージです!
以前に徳島に来られた時に聞いた宮崎由至社長のお話です。
「シャリキン」という商品のパッケージです。
この裏面に着目してほしいんです。
“当社は酒類の製造販売を通じて、社会に貢献できる企業を目指します”
経営理念がしっかりと書かれております。
「なんだ?!それだけ?!」
と思う方もいらっしゃると思うんですが、
考えてみたら、大変なことですよん?!
だって、営業マンが営業に行っても、
単に通勤してても、
この理念を背負うことになるんです。
宮崎社長は「理念と表に出さないとダメ!」といいます。
「理念を唱和したって、理念浸透なんてできませんよ。
お客さんに知ってもらうことが、広報することが必要です。
うち(宮崎本店)の場合、“社会に貢献する”って書いてあります。
社員が社会に貢献する会社にならないといけないんです。
変な話ですが、うちではタバコのポイ捨てをする社員はいなくなりました。
だって、社会に迷惑ですから。
ヘタな会社であれば“社会に貢献するなんて公言したら後が大変ですから、社内だけにしましょう”となる。
そんな会社の社長は意気地無しだ。
幹部、社員は腑抜けだ。
パッケージにもきっちりと理念を書いて、お客さんに知ってもらう。
社長、幹部、社員も襟を正すということが必要です」
いやー!
宮崎社長、厳しい!
でも、そうやって、社内外に公言すること、社員さんが意識して、実践する。
これが大切なんですね!
それによって理念浸透していきます。
理念をパッケージに!
これが素晴らしい社員教育になるんですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。