【流行りの言葉に乗っかかると、流行りを過ぎた時に、怪我します(笑)】
時々、質問を受けます。
「松浦さん、パッケージと中身商品とどっちが大切ですか?」
私は即答します!
「商品です!」
・・・意外でしょ(笑)?
だって、いいパッケージで期待して、
食べたら(使ったら)商品が悪かったなんてことになると、残念感が高まるでしょう。
それだったら、普通のパッケージで期待値はそこそこにしておいた方がいいくらいです。
あ、おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
2016年のパッケージに表記するトレンドとして、
「贅沢」「本格」「おいしい」などが随分と流行っているようようです。
これは大手企業がやっているのですが、
中小企業である私たちは真似してはいけませんね!
ハーゲンダッツさんも「贅沢な食感」と書いてますね。
大企業は流行りに乗って、流行りの言葉を使います。
それはいいことなんです。
「大企業」に限っては!
カールも「大人の贅沢」など書いてますね。
大企業は流行りが過ぎたら、すぐに次の商品を出せますけど、
中小企業はそんなにポンポン商品開発ができるわけじゃない!
「黒よかいち」はパッケージリニューアルで「本格」の文字を随分と大きくしました。
だから、商品を開発したら、大事に大事に、守り育てていくことが大事です。
わが子のように、怪我しないように、風邪ひかないように、育てて行くんですね。
「本格贅沢おいしい饅頭」なんて流行りの名前を付けちゃって、
流行りが過ぎた時に、自分の子供が病気になるのが目に見えてます(笑)
あ、繰り返しいいますけど、大企業はOKです!
中小企業は気をつけようという意味ですよ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。