【あぁ~、このネーミング、いいと思ったんだけど、残念ながら諸事情でネーミング変更になったワカメのパッケージの話】
みなさん、心配事ってありますよね?
例えば
「こんなに目立つことしちゃったら誰かに注意されるんじゃ」とか
「これは業界の常識外れだし、あの人に怒られるかもしれないからやめとこう」とか。
でも、私は大抵の場合は大丈夫だと思ってます。
だって、私は芸能人でもなければ、有名人でもないですから(笑)!
あ、おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
・・・ということで、
本日は「あぁ~、本当はこのネーミングにしたかったけど、残念ながらネーミング変更」になった
わかめパッケージのお話。
まずは完成形のパッケージはこちらです!
鳴門の漁師が育てた本気の生わかめ
うずしお食品
見ての通り、黄金のパッケージで非常に目を引きます!
「うずしお食品が作った本気の、嘘偽りのない、
完璧な鳴門わかめを食べて貰いたいんじゃ!」という思いを
ネーミングでも、パッケージでも、色濃く反映しました!
でも、実は、ボツになった、本当は専務も私もこっちにしたかった名前があったんです。
専務は鳴門のわかめの偽装問題については本当に怒りを持っております。
だから、けっこう、いろいろな人とぶつかったりもします。
時には組合長とも喧嘩になることもあったみたいです。
専務「やっぱりちゃんと管理せなアカンのとちゃいます?!」
組合長「まぁまぁ、後藤君、落ち着きな」
後藤「これが落ち着いてられるか!」
組合長「なにぃ~、この野郎!」
みたいな感じですね。
私はそれを聞いてピンときました!
松浦「専務、ネーミング、これで行きませんか?
“組合長を敵に回してでも作りたかった本気の鳴門わかめ”というネーミングです!」
それを聞いて、専務はノリノリだったのですが、
残念ながら社内の反対もありネーミング自体は不採用になりました(笑)
いつかどこかでこのパターンで商品開発したいなぁ~(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。