【パッケージは捨てるもの、・・・いやいや、遊ぶもの(笑) 柳月 トスカチーナ ストーリアのパッケージ】
「パッケージ業はゴミ製造業だね」と心無い一言を言われ、
パッケージに対する情熱を持てない、仕事が全く楽しくない日々が長く続きました。
でも、今は「パッケージはわくわくやドキドキや夢を与えるもの」と確信して、
パッケージに対する情熱を持って、仕事を楽しくやってます!
あ、おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
「パッケージはゴミ」とは対極の考え方をするとどうなるか?
「パッケージが捨てられず、手元に残してもらうには」を考えてみると?!
こんな商品があります。
柳月 トスカチーナ ストーリア
BOOK型のパッケージで、とっても楽しい!
「まるでおもちゃ箱」のようなイメージで開発されたそうです。
このタイプの形状だと、蓋を開けたときに、お客様にメッセージを届けることができるので楽しいです。
そして、ちょっと画像だとわかりにくいですが、お菓子が2段に詰め込まれています。
「おもちゃ箱の中からどんどんおもちゃが出てくる」イメージですね。
「お菓子箱の中からどんどんお菓子が出てくる」のです。
そして、実際に使ったあとは、おもちゃ箱や小物入れとして使えるんです。
憎い演出で、パッケージの内側にも可愛いイラストがついてます。
こうやってパッケージの「アフターユース」ができるようになっているんですね。
もはや「パッケージはゴミ」でもなんでもなく、
楽しい「おもちゃ箱」に変身!
これによって何が起こるか?
子供が実際に、このおもちゃ箱で遊ぶ。
その微笑ましい風景が、お父さんやお母さんの心象深く刻み込まれていく。
「柳月のパッケージで遊んだね」
「トスカチーナストーリアってかわいい箱だね」
深く深く、柳月のいいブランドイメージが刻み込まれていくのです。
企業ブランドイメージのアップにもつながるんですよね!
パッケージへの考え方が根本から崩れますね~(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。