【パッケージの基本「かきくけこ」を武士の握飯米を題材に解説!】
あいうえお作文なんて普段しないんですが、
こうやってお題を与えられると、やっちゃいますね。
あ。おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
先日、パッケージの基本「あいうえお」を紹介しましたので、
本日はその続き!
パッケージの基本「かきくけこ」です!
保存版かもしれないのでご注意ください(笑)
題材は西地食品さんの「武士の握飯米」です!
「か」・・・完璧は求めない。
だって、完璧なものなんてこの世にないですもん。
「これでいいかな?」と思ったものを出して、
そこから改善ですよ!
そもそも100人に100点なんてないんです。
10人に120点。
5人に150点を取れば最高なんですよね。
武士の握飯米なんて、異常でしょう(笑)
「き」・・・「きれい」なパッケージと、「売れる」パッケージは違う。
綺麗なパッケージなんて、お金をかけたら作れますよ。
高級な紙を使って、特殊な印刷をして。。。
でも、それって望んでいたこととは違うでしょう?!
武士の握飯米は綺麗なパッケージというよりは、伝わるパッケージですね。
「く」・・・「苦肉の策」は使わない。
はっきり言いて、苦肉の策はドラマ終盤で使う策略ですよね。
ドラマでは当たりますが、現実は当たりません。
苦肉の策よりセオリーです!
武士米は「ストーリーを伝える」という立派な常套手段を使ってます
「け」・・・「結局、どうしたいの?」を考える。
よく質問を受けるのは「スーパーでも、道の駅でも、百貨店でも、売りたい」というパッケージ依頼。
いやー。
無理ですよ、ありえないですよ。
スーパーで売れるように廉価版パッケージにしたら、百貨店では売れないでしょう!
武士米は廉価で売る商品ではないんです。
だから、それなりの豪華なパッケージにさせていただいてます。
「こ」・・・子供に説明できますか?
そのパッケージ、子供に説明できますか?
できないんだったら、誰にも伝わらないですよ!
武士米は子供に直ぐに説明できますね。
「武士が握り飯につかったんだよ」と(笑)
どうですか?
パッケージ開発に対する「かきくけこ」でした!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。